アイランド・レーベル時代から数えて通算7枚目にあたるモット・ザ・フープルのスタジオ・アルバム、The Hoopleが1974年に登場。
このアルバムはシングル・ヒットしたAll The Way From Memphisを収録した前年のアルバム、Mottと対になっているみたいで作風は同じ方向を向いている。
ちなみにバッド・カンパニーに移籍したギターのミック・ラルフスの代わりにエリアル・ベンダーが加入、サポート・メンバーだったキーボードのモーガン・フィッシャーが正式メンバーに昇格し5人組で再スタートを切った。
イアン・ハンターのボーカルはディランがハードなパンク・ロックをガチで歌うが如く、そのインパクトは強烈。
豪快な歌いっぷりが魅力のロックンロール黄金時代!
残念ながらこの後メンバーが脱退しミック・ロンソンらが加入するも、結局イアンがミックを連れてバンドから脱退しソロ活動へ。
残りのメンバーがさらなるメンバーの補充をおこない、さらにバンド名をMottと改名して活動を続け2枚のアルバムを出したものの解散。
メンバーの出入りの激しいバンドだったが、やっぱりイアンなしではモット・ザ・フープルは成り立たない。
せめてもう一枚このメンバーでアルバム作って欲しかった。