本日はフュージョン系のアーティストでも。
80年代になってアルファ・レーベルのヨーロッパ進出のため海外でも通用するバンドのレコード制作が企画された。
とは言え、彼の地では一般的にはまだまだ日本の文化が現在のように認識されていたわけではなく、まだまだ中国と混同されることもあった。70年代中頃にサディスティック・ミカ・バンドが既にロンドンで公演を行なってはいるが、ほんの一部の新し物好きに興味を持たれたぐらいで、まだまだ日本のアーティストが海外に進出とはならない時代だった。
日本語が理解できなくともエキゾチックな響きを感じる人々が多ければ良いのだが、やっぱり世界共通で理解できるインスト系のカシオペアが先陣を切ることに。
それが1982年に出たライブ・アルバムで、ミントのジャムに引っ掛けて最高な(Mint)コンディションのジャム・セッションと言うことでMint Jamsと名付けられた。
オーバー・ダブ無しで最後のクライマックスを除けば観客の反応をほぼカットされた音源はあたかもスタジオ録音のようなクオリティーの演奏で本当に驚かされる。
その後の活躍もあって海外にも多くのファンがいるとの事。
本人達にはその気が全くなかったと思うが、もしネイティブ・クラスの歌の上手い歌手をゲストに迎えキャッチーなメロディーの歌物を2曲ほど収録すればかなりいけたのではないかと思う。
みなさん本当にお若い。