1968年にバンド結成、そして4枚のスタジオ・アルバムを出し1971年に一時的に解散した英ハード・ロック・バンド、フリー。
その彼らの集大成と言える、ライブ盤が1971年にFree Live!として出た。
一般ウケするポップさは皆無、余計なものは削ぎ落としシンプルでエネルギッシュな彼らの演奏が楽しめる。
飾りっ気や派手さがなく愚直にロック・サウンドを極める様な芸風だったのでアメリカではそれほど人気が出なかったが、お膝元の英国や日本では当時結構人気があった。
特にライブだとポール・コゾフの伸びのあるギターや、パワフルなポール・ロジャースのボーカルが際立ちスタジオ・アルバムと比べると華がある。
シンプル・イズ・ベストとはまさにこのフリーのライブ盤のためにある。
2002年にでリマスター盤CDは7曲のボートラが付いてきてお買い得。