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CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

こんなのも出てました

2023年02月09日 | JAPANESE

1978年にYMOが結成され、その翌年の6月坂本龍一の2枚目のソロ・プロジェクト、サマー・ナーバスが出た。

何故か当時YMOのLPは買わずにコレを買った。

多分、坂本龍一&格闘技セッション・バンドと言うバンド名に惹かれたのだと思う。

当時は、猪木と超有名どころのアリやルスカなどとの異種格闘技戦とかジャイアント馬場率いる団体にも新しいスターが登場し、かなり盛り上がっていてテレビでガンガンとオン・エヤーされていたのを思い出す。

このアルバムでも、当時日本のロック・フュージョン系の一流所のミュージシャンが集いそれぞれが音楽のジャンルで格闘を繰り広げている。

ブッシャーとは渡辺香津美の変名、所属レコード会社の関係でこのアルバムには実名が出せなかったそうな。


Listen To The Music!

2023年02月08日 | West Coast Rock

ドゥビー・ブラザーズは1971年に西海岸サンフランシスコからレコード・デビュー。

リーダーのトム・ジョンストンが1975年にバンドから一時的に離脱するまでに計6枚のアルバムを制作してきた。(マイケル・マクドナルドが加入し1975年にレコーディングがスタートした6枚目のアルバム、Takin' It To The Streetsのレコーディング・セッションには当時トムはほとんど参加していなかったそうな。)

その時点での彼らの活動の区切りとしてファースト・アルバムを除いた5枚のアルバムから選り抜きの11曲が収録された編集アルバムBest Of The Doobiesが1976年に出て、なんとアメリカだけで累積1000万枚を売り上げるお化けアルバムとなった。

ドゥビー・ブラザーズの初期のギター中心の軽快でスッキリ抜けの良いサウンドがこれ一枚で楽しめる。

マイケル・マクドナルド時代のAOR調の曲も捨て難いが、個人的にはドゥビーズと言えばやっぱりListen To The Musicですね。

捨て曲なし!

 


イージー・リスニングと侮ることなかれ

2023年02月07日 | JAZZ・FUSION

当時のジャズ評論家達からは安易なポップ路線への転向などと結構辛口の評価が多かったそうだが、ジャズ一本で食って行くには余程のビック・ネームしかサーバイブ出来なかった困難な時代で、もちろん後追いで聴いてきた訳だが、ジャズの新たな世界の扉を開いた事から個人的にはグッド・ジョブだったと思う。

それまでジャズ畑でハード・パップ・スタイルの路線に明け暮れたウェス・モンゴメリーだったが、ここに来て一大決心をしたのか、A&M/CTIレーベルに移籍し、プロデューサー、クリード・テイラーとアレンジャー、ドン・セベスキーらによって誰もが楽しめるモダン・ジャズ・アルバムが完成。

それが1967年に出たA Day In The Life。

ポップ調の曲にウェスのギブソンが軽やかに絡み、彼らしさがよく発揮された印象的な好アルバムとなり、当時他のジャズ系アーティストにも影響を与えた。

彼はこの後さらに2枚のアルバムを発表したのだが、1968年に心臓発作で急死する事になる。

1968年4月、Down Here On The Ground

1968年10月、Road Song

もっと彼のその後のアルバム聴きたかったと思う今日この頃...


安らぎの女性シンガー

2023年02月07日 | BRITISH ROCK

ウェールズ出身の女性フォーク・シンガーがアップル・レーベルの目に留まり、1969年にデビュー・アルバム、Post Cardを出す。

アルバムは全英/全米でそれぞれ3/28位とヒットし、さらにシングル・カットされたThose Were The Days(悲しき天使)が全英/全米で1/2位、シングル第二弾のポールが作詞/作曲/プロデュースを手がけたGoodbyeも全英/全米で2/13位と一躍スターに。

ただ彼女は元々フォーク・シンガーでポップ・スターを目指していた訳でなく、1971年の2作目のアルバムは彼女の意向を取り入れフォーク路線に転換したものの、前作と比べると地味に映ったのか全くヒットしなかった。そしてそれら2作のアルバムを残してアップル・レーベルから離れる事に…

そして翌年にアップルから、ベスト・アルバムが出る事に。さらに時は流れて1995年にはオリジナルLP盤(11曲)に新たに6曲が追加されたリマスターされたCD盤が登場。

70年代に彼女のLPを買い損ねた私もようやくその音源を手に入れることに。

ポップ時代の楽曲もいいけれど、2枚目の不発に終わったアルバムからの曲も中々いい感じで心が安らぐ。

それから、彼女は当時の売れっ子ロック・プロデューサーのトニー・ヴィスコンティと結婚。そのトニーがプロデュースしたロック・アルバムにちょこちょこバックコーラスとして参加していた。

あの伝説の女性フォーク・シンガー、サンディー・デニーのようにフォーク・ロック系のストローブスのアルバムに参加したのは理解できるけれど、デビッド・ボウイーの1977年の作品、Lowやシン・リジーのBad Reputationでもバックで歌っていたのは非常に興味深い。

 


安らぎのプログレ・ロック

2023年02月06日 | PROG ROCK

プログレ・ロックを聴くのは楽しいけれど、精神を集中させて聴くので結構疲れてしまう。

そんな時はソフトなプログレがお薦め。

本日は1968年のムーディー・ブルースのメンバー・チェンジ後の2枚目のコンセプト・アルバム、In Serch Of The Lost Chordでも。

前作はオーケストラとの共演だったが、このアルバムではそれに取って代わってマイク・ピンダーの弾くメロトロンが大活躍。

バンド・メンバー5名によって手分けして演奏し制作されたこのアルバムによって、彼らは世界一小さなオーケストラの称号が与えられた。

結構リラックスして聴けるではないか! 

ただね~ 歌詞を見ると一見してちょっと何を意味しているのかよく理解できないぐらい尖っている印象だ。

もう訳のわからぬ歌詞は無視して、単純にそのメロディーやビートに身を委ねたほうが賢明かも。


何! これイエス?

2023年02月05日 | PROG ROCK

ウェザー・リポートとかチック・コリアのリターン・トゥ・フォーエバーを聴いているとロック・ファンのオイラとしてはこれは外せない。

てな事で、CDプレーヤーに乗るのはイエスの1974年の7枚目のスタジオ・アルバム、Relayer。(レコードは洗浄しなければならないので、すぐに聴きたいこの場合CD一択となる。)

(新メンバー、パトリック・モラーツを迎えての懇親会。食事はいつも割り勘だからね!)

リック・ウェイクマン脱退によってパトリック・モラーツが加入し制作されたこのアルバム、収録曲の数はたった3曲と前作、危機と同じ構成だったものの芸風はリック脱退が原因なのかそれまでのメロディアスなシンフォニックの要素が後退し、少々無機質なフュージョン系のサウンドへと転換される。

それまでのイエス・ファンからしたら、それまでのイメージとは違う本作は少々取っ付き難い作品だったかも。

ただ何度も繰り返し聴いて行く事でどこかに取っ掛りが出来れば病みつきになるはず...

個人的にはSound Chaserって曲を初めて聴いた時ぶっ飛んだ。

これってイエス?

そうイエス・ミュージックの継承者(Relayer)はイエス。


8:30だョ!ロック・ファンも全員集合

2023年02月04日 | JAZZ・FUSION

昨日何気に深夜放送を見ていると、アニメのジョジョの奇妙な冒険が放送されていた。この漫画に登場する人物に欧米の著名なミュージシャンの名が沢山出てきて割と親近感を覚える。

そして昨日のストーリではなんとウェザー・リポートの名が登場!

ウェザー・リポートといえば、かって電化マイルス・バンドに参加していたジョー・ザヴィヌルとウェイン・ショーターの二人が中心となって結成したジャズ・フュージョン・バンドだ。

てな事で、忘却の彼方にあった彼らの2枚目のライブ・アルバム、8:30を久々に手に取ることに。このアルバムは、1978年に収録されたライブ音源が3面そして残り1面がスタジオ録音の変則2枚組でその翌年に発売された。

1976年のBlack Marketや1977年のHeavy Weatherあたりのちょっとポップ感が増した曲が収録されている事から、彼らのライブは観客の反応も含めてロック・バンドのノリに近く特にジャズ・ファンでなくとも結構親近感のあるサウンドに仕上がっている。

ベーシストのジャコ・パストリアスの紹介でピーター・アースキンが新たにバンドに加わり空席だったドラムスのポジションもようやく固定され、ジャコとの相性もバッチリで演奏が引き締まった。

ただ、ジャコ・パストリアスとピーター・アースキンらは1982年にバンドから脱退し、新たなメンバー・チェンジによりバンドの芸風にも少し変化が見られる事から、今から思えばこのライブ盤が登場したあたりが彼らにとって商業的なピークを迎えた時期だったかな?

ロック好きならこのアルバムにきっと満足すると思う。

ジョジョさん、ウェザー・リポート思い出させてくれてありがとう。


ドライブのお供にヘビメタ

2023年02月03日 | BRITISH ROCK

重量感のあるリズム・セクションと2本のリード・ギターが絡んで高速ビートを叩き出す演奏に乗ってリード・ボーカルはハイトーン・ボイスでシャウトする。

これぞヘビメタの様式美。

ヘビメタにはそれほど詳しくはないが、一応有名どころのバンドは抑えている。

本日は1986年に出たアルバム、Turboを引っ提げアメリカ公演を行ったジューダス・プリーストのライブ盤でも。

翌年の1987年に2枚組で出た、Priest…Live!は予定調和とでも言うべきか、ライブ盤ではあるがそこに奇を衒う様な演奏はなくしっかりまとまったヘビメタお約束のノリの良い演奏が次から次へと登場し非常に楽しめる。

この手のアルバムは部屋の中で椅子に腰掛けて聴くよりもドライブのお供が一番しっくりくる。

ただし高速ビートにつられてスピード出すのは御法度! 安全運転でお願いします。


知らない間に8年たった

2023年02月02日 | BEATLES-BADFINGER関連

このブログがスタートしたのは2015年の2月1日だったのにさっき気付いた。

あれからもう8年経ったのかと思うと感無量。途中2年間の海外移住してた時もあったけれど、途切れずによく続いたものだと...

初めての記事のアップはビートルズのA Hard Day’s Nightでしたね。

日本では、ジャケは日本オリジナルで音源は英盤のアルバムが1964年、なんと東京オリンピック開催の年に発売されたそうな。

当時、宣伝コピーの入った販促の帯はジャケを巻く形でなくジャケの左上に吊り下げる、半掛帯だった。今中古で買うとすれば、コンディションにはピンからキリまであるけれど、安いものであれば大体1500円程度の初値でオークションに登場している。

ただし、半掛帯が付いているコンディションの良い盤となると殆どオークションには登場しない。つい最近某ショップが40万円あたりで出品していた記憶があるが、そんな値段一般人にはとても出せる金額ではない。

てな事で、買えない者の僻みとしてその画像でも記念にアップしてみようかと...

噂の半掛帯のレプリカ、この何の変哲なペラ紙にスゴイ価値があるとは!

むむ〜 雑音全くないし、私にはCDで十分ですかね。

 

因みに桃栗3年、柿8年って巷ではよく言われていて年数的にはようやくその域に達したのではあるが、8年経っても全く進歩しない私って一体どういうこと?

寧ろ物理的にもまた精神的にもかなり退化したした様な...

今後ともよろしく。


日本じゃ何故か人気が…

2023年02月02日 | AMERICAN ROCK/POPS

エアプレイン時代からSomebody To Loveのようなシングル・ヒットを除けば日本ではそれほど注目されなかったような…

スターシップと名義変更してからも結構いいアルバムを立て続けに出しアメリカでは人気を博していた。

その後、紅一点のスリック姐さんがドラックのやり過ぎで脱落、その間リード・ボーカルをマーティ・バリンの一人体制で凌いできたものの彼もバンドから脱退。またドラムのジョン・バーバイタも自動車事故のため脱退。

てな事で、エルビン・ビショップ・バンドからボーカルのミッキー・トーマスと新規ドラマーとしてベテランのエインズレー・ダンバーが新たに加入し、新生スターシップが再始動することに。そして1979年に待望のニュー・アルバム、Freedom At Point Zeroが発売された。

時は70年代末期のアリーナ・ロックが流行り出したため、それまでのやや大人しめなAOR系の曲からミッキー・トーマスの声量があって伸びのある歌唱を使って大会場のライブでもインパクトのあるメロディアスなハード・ロックを披露する芸風に生まれ変わった。

一曲目のTOTOが演奏してもおかしくない様なJaneには結構ハマり、アルバム最後を締めるいつものお約束の様なポール・カントナー作の合唱曲、Freedom At Point Zeroも個人的には楽しめ、力強いアルバムに仕上がった。

それでも当時日本じゃあまり売れなかった様な記憶が…

日本盤の帯を見れば、日本でのアルバムに対するプロモーションが如何に適当だったかがわかる。

Freedom At Point Zoroなのに邦題はAtを抜いてフリーダム・ポイント・ゼロって?

Atがないと意味が全然変わってくる訳で、どこかのスーパーの会員カードのポイント既に使っちゃってゼロで〜すって感じ。

 


ライブで輝くバンド

2023年02月01日 | BRITISH ROCK

1968年にバンド結成、そして4枚のスタジオ・アルバムを出し1971年に一時的に解散した英ハード・ロック・バンド、フリー。

その彼らの集大成と言える、ライブ盤が1971年にFree Live!として出た。

一般ウケするポップさは皆無、余計なものは削ぎ落としシンプルでエネルギッシュな彼らの演奏が楽しめる。

飾りっ気や派手さがなく愚直にロック・サウンドを極める様な芸風だったのでアメリカではそれほど人気が出なかったが、お膝元の英国や日本では当時結構人気があった。

特にライブだとポール・コゾフの伸びのあるギターや、パワフルなポール・ロジャースのボーカルが際立ちスタジオ・アルバムと比べると華がある。

シンプル・イズ・ベストとはまさにこのフリーのライブ盤のためにある。

2002年にでリマスター盤CDは7曲のボートラが付いてきてお買い得。