雨のなかで見つけた朝顔

深夜から激しいと
激しく動揺する我愛犬、

こいつ今頃になって私の側でいい顔して眠っている。

咲きはじめた朝顔
深い睡眠を脅かす深夜の雷鳴、激しく叩きつめるような降雨に起こされた深夜、
我愛犬はその雷鳴に脅え、あちらこちらをうろうろしながら至る所で、床を掻き毟りながら私の睡眠を妨げている。

梅雨も末期が近いのか、苦悩しているのか、なぜか足掻いているように感じる、
未明の雷鳴、でも、梅雨明けは当分先になるだろう。
その朝に出会った一花の朝顔。
朝顔

壁面を伝う朝顔
季を楽しむように雨に打たれながら
花をひとつ・・と咲かせている

花
・・・
朝が最も美しく
直ぐに化粧落ちをみせる朝顔
多彩な花色
でも私
深い海色の藍が好き

夏から秋まで
長きに渡り深い愛情をみせる様々な色・・
いつも心変わりする事なく
平静

今日も雨のなかで
その顔色を変えない。