昨日のは消され
今日は
意外と冷たく冬の名残が感じられる一粒
今日も去る気がないのかな
再び雨、
雛祭りが終ってもう一週間が過ぎようとしている。
この数日の春を呼び覚ます雨が、固い土を壊し、潤いを満たし、セピアの中に新芽を伸ばし、広げている3月初旬、このまま暖かくなるかな・・・そう思いながら空をみたり、雨に触れたり、新芽を摘んで口に含むと、微妙なところに冬が未だに残っている。
やはり冬は抵抗しているのかな?至る所に冬の残骸が残り、
素直になりきっていない表情があちらこちらで見られる3月の初旬。
菫
最近余り街では見なくなった菫
いま
廃れた街の中で見つけた一株の菫
可憐で素朴
余り目に触れない小さな花びら
追われるように歩く私には見過ごして終いそうな
一花
深い紫の可愛い花びら
香りも薄く
鮮やかな春色
緑の包み紙に包まれた
春の小さな花束
いま
私の瞳の中で菫が微笑む。
今日は
意外と冷たく冬の名残が感じられる一粒
今日も去る気がないのかな
再び雨、
雛祭りが終ってもう一週間が過ぎようとしている。
この数日の春を呼び覚ます雨が、固い土を壊し、潤いを満たし、セピアの中に新芽を伸ばし、広げている3月初旬、このまま暖かくなるかな・・・そう思いながら空をみたり、雨に触れたり、新芽を摘んで口に含むと、微妙なところに冬が未だに残っている。
やはり冬は抵抗しているのかな?至る所に冬の残骸が残り、
素直になりきっていない表情があちらこちらで見られる3月の初旬。
菫
最近余り街では見なくなった菫
いま
廃れた街の中で見つけた一株の菫
可憐で素朴
余り目に触れない小さな花びら
追われるように歩く私には見過ごして終いそうな
一花
深い紫の可愛い花びら
香りも薄く
鮮やかな春色
緑の包み紙に包まれた
春の小さな花束
いま
私の瞳の中で菫が微笑む。
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