対の銀杏
生きて来た過程過去過ぎた想い南下今日から冬今日は立冬立冬。季節は冬、そう言っても暦どおりに季節を見ながら思う人は少ない。朝の空色青が少なく、深い灰色に大部分が覆われた朝、そのせいか......
対の銀杏の高木
私が住む所にあるこんもりとした森のなかに円福寺という臨済宗の道場が在り、その山門横には対の銀杏の古木があり、春の萌えから夏の常緑、秋の黄葉から冬には大根干しのツリーとなる2本の銀杏の大木。
この秋は台風の影響でかなり葉を落とし「この秋の黄葉はどうなのかな」そう思いながら台風の去った後の銀杏を眺めた日々、
季節的には黄葉が見られる頃そう思いながら銀杏を見に行くと、葉の染まりに勢いはないけれど残りの仲間がいい黄葉をみせている。
「いいな・・・いつ見てもこの対の銀杏の黄葉は」そう思いながら大木を抱きしめ銀杏の温もりを感じる。
銀杏の黄葉
二人は大きいな・・・・
何年生きているのかな
対の銀杏に問う
無言
静寂
過ぎる時間
そのなかで落とす一片の涙
それが答え
私は大木を抱きしめ
一年間の逢瀬をありがとう
そう告げ離れる。
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