四季の旅人

私のブログは生きるを旅として、四季を歩きながらその表情を文に纏めているのが私のブログです。

いつも歩く道の桜、少し表情が変わっている

2011-03-18 | Weblog
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春日記「桜」
桜の蕾、雛祭りの頃はギューと自らを固い殻に閉じ込めていた蕾、この連日の寒の戻りでその頃のままかな・・・そう思いながら歩いた桜の下。
朝の凍てつきが残る中で、そっと手を伸ばし小枝の先の蕾みを見る、
「おお!蕾、前より大きく膨らんでいる」
冬と春の鬩ぎ合いのなかで、蕾は時間を読み、寒暖差をものとはせず、確実に開花に向けて歩んでいる。
うれしいな・・・もう直ぐ人々が歓喜する季節が来る、そう思う寒い朝。
桜の蕾

冬の間身を凝縮して
花の新芽を守っていた固い蕾

長い冬の凍てつく時も
強張らせる風にも
芯まで冷やす雨にも
ものとはせずに長い間守って来た蕾
いま
その蕾が開放される時が近づいている

毎日・・体温を測りながら
周りの空気を読みながら
一片・・に時間の空気を入れながら
蕾みを膨らませる桜

今日
明日・・・
そして次の日
表情が少しずつ変わる桜の蕾
訪れるたびに小枝に手を伸ばし
蕾に話しかけている私

この想い蕾に届いているかな・・・
私の恋文。
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