桜の終焉
散り、雪が春の雨によって融けるように雪柳の花が雪解けとなって消滅していく、さくらより先に咲いて美の存在感を示していた雪柳、その雪柳が桜の散りに合わせるように泣き崩れ、消滅してい...
さくらの終焉
私の町の染井が満開になったのが4月の初め。
さくらの満開を見届けたように寒の戻りがさくらに横恋慕して花から彩りを奪い、花びらを散らした数日間。
今朝、そのさくらの下に立って見上げると、花に代わって小さな葉が目立つようになったさくら、その花びらが初冬の新雪のように薄っすら積もる。
花びらが風によって運ばれ吹き溜まりを作り、彩を最後まで魅せながら時をかけ朽ちていくさくらの終焉、一葉が花に替わる日は近い。
さくらの終焉
命あるものに必ず訪れる終焉
いまさくらが春を迎え
眠りから目覚め
心をときめかせながら会話を交わし
花を散らせ終わるさくら
花が一葉に替わり
挨拶から物語になって
四季を生きるさくら
いま
さくらの恋がこの終焉から始まる。
花が咲き 桜の四季が 巡りくる
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