一花の燻り
風、朝は余り気にならなかった風、昼前から強く吹くようになって騒がしい感じがする。陽射しはかなりあるのに日陰で浴びるとひんやりして肌寒く、花冷え?そう思わせる強い風。まだ少し...
一花の薫り
さくらの開花に誘われるように樹木の花や草花が咲き、美しい彩で私を表に誘う春の花、春の花の美しさは色彩、この多彩な花色に魅せられ、愛する人の唇を奪うように近づき、キスをして感触を確かめる私。
広がる花の甘い香り、香味、その花々のなかで好きな藪椿の香り、蜜の味、そっと近づき抱きしめ、唇を奪うように吸う蜜の香り、いま椿の濃密な香りが私を虜にする。
藪椿
いま
山に咲く藪椿が旬を迎え
狂おしく燃え上がり
その想いでの残像を森のなかに落とし
朽ちる藪椿
哀れ
儚い
そう言葉をかけ
花の想いを追うが
朽ち果てる花は何も語らない
終焉
花の美しさは散れば終わりか
そう自問自答しながら花を拾い眺める
残骸にお洒落な花色が少し残り
香りは薄れ汚い。
落下した 朽ちる椿の 薄汚れ
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