
それは予測した時間に合わせたように降り始めた、憎いね・・・ピッタリ合わせるなんて、
そう言わざるくらい息が合っていた雨、
その雨が止んで、空にはその表情がまだ残っている。
空では白と黒が絡み合い、縺れ、解れ、激突して、空中分解しながら拡がり、
青空に表情を譲ろうとしない。
風が北から飛んで来て、飛び散った仲間を集め、
「もう少し・・そう告げている」
その表情見ているともう少し居座るな・・・そう思う空の色である。
止み

昨夜の雨が上がり
町全体を寒々とさせている
雨は朽ち葉を集め流れ
排水溝の上には取り残された数枚の朽ち葉
昨夜の雨の名残が残る
空にもう少し居座っていたいのか
一向に退く気配はなく
もう少し・・
抱き合って離れそうにない
風が二人を引き離し
次行こう
そう言っているのに離れない。

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