
空は綺麗に澄んだ青色を見せている。
北からの雪雲が背骨の山塊に阻まれて、その辺りで激しい降雪となっているだろう、
雪の重みを脱ぎ捨てた軽い風が強風となって吹き荒れ、暖められた街の温もりを容赦なく奪っている。
冷たく乾いた風、小枝を擦り、洗濯物を煽り、擦れ音を出しながら、
狭い空間をぶち当たりながら吹き抜けている。
25日・・・クリスマス、多少の雪の舞ならいいが、深々と降りしきる故郷の雪のプレゼントはこの町には応える。
北風

全てから温もりを奪い
人の心を容赦なく甚振る
冬の風
抵抗も出来ず
ひたすら凌ぐ
触れる風は寒く冷たく
手足は凍え
思考は低下し動きは鈍り
ひたすら纏う
風は強奪者となって温もりを容赦なく奪い
動きを殺し
活動停止に持ち込み
一人嘲笑う
我囲いの中に座り
治まりをひたすら待つ。

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