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今日は午後から雨と言う予想が流されている。
久しぶりの雨か、そう思うとなぜかわく・・する、心の中では嫌な雨だけれど、2月からの雨は冬を内部から壊し、春を呼び覚ます力を持っている、
その雨が雪に変わって久しぶりに訪れ、乾いた大地を緩まそうとしている。
短い時間だけでもうれしい久しぶりの雨。
この雨の感触、温もり、セピアの下で春を待っている萌黄の新芽も心をわく・・させていることだろう。
街の水仙
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雨に濡れた房咲水仙
ようやく2月の声を聞いて咲き始め
いま可憐な花を開いて
甘露の擽るような香りを数粒地に落とし
私を誘う一株の水仙
街中の水仙は野生のように群落を作る事なく
人によって数株植えられた水仙
いまその水仙が昨夜の雨で花を咲かせたのに
歩く人は無関心で・・・
素知らぬ顔をして早々に通り過ぎる
可哀そうな一花
世捨て人・・・
そこまで言わないけれど
今一度立ち止って観て欲しい房咲水仙
冬の和みを伝え
春を招く一花の甘い香り
数分でいいから足を止めて
朝の珈琲のように味わって欲しい。
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