一片の雪
一片の雪初雪初雪立春を過ぎ初めて降った初雪、昨日舞った雪はむしろ雪と言うより細かい霰と言う感じで、今朝の雪は昨日とはかなり趣の違う雪で、夜の間にかなり気温が下がり、降雪を見たのか薄......
一片の雪
「もうこの町に雪は降るまい」
そう思い見上げる朝の空は雪雲が漂い今にも一泣きありそう、
空をみながら古都へ向かい地下駅から外に出ると古都の空にも空一面雪雲が漂い、しくしく泣くように一涙が一片・・舞いながら落ちてくる、
「雪か・・・」
その一片を掌に受けると私の温もりで消える儚い一片、残る面影の冷たさ、
「ああ・・・寒くても私の身体は微かに生が燃えている」
そう思う春の雪舞う一日。
春に舞う一片
いま朝に舞う雪をみて
草木萌える春はまだ先のこと
そう思い知る
その舞い落ちる一片を掌で受け
冷たい
そう思うことなく
微かな冷たさを残し崩れる
細雪の儚さ
春を細雪が弄ぶ一日。
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