私の知らない初夏の草花

私の住んでいるこの町、意外と自然が残っていて大好きです。
いつも愛犬を連れて散歩しているけど、各家に咲いている花、
ある程度の名前分かるのですが・・・
でも時々。この花、名前何て言うのだろう、
そう想うときがあって、調べるのが楽しくなる。
それが夏草の茂る野路となると厄介で、「ウ~ン」唸ってしまう。
意外と「自然大好きです」そう言っている自分が恥ずかしく感じるのである。
「お前、偉そうに自然派なんて言うな」
そう花から言われている気がしてなりません。
つい。「ごめん、名前ちゃんと覚えるからさ、それで勘弁してくれる」
そう言っている自分が草の中に立っている、いつも高飛車でいた自分が恥ずかしいです。
野の花を見て、そう思った一日でした。
（知らない草花）

私が住むこの町
知らない花がいっぱい咲いて生きている
日々の季節のなかで
出会い触れ合う花たち
知っている花もあれば知らない花もある
いつも戸惑い驚いて
新鮮な出会いをしている
私に判るのは
ブランドの綺麗な花たち
後は知らない
いつもの道を
夏草を分けながら歩いている時に出会う
知らない草花たち
あれ！この花
名前何て言うのだろう
考えてしまう
小奇麗に飾って一途な存在を見せている草花
私には判らない
野草か・・・
見透かす私に　
花が哀しい目を向け

わなわなと心痛めた姿で
いつもの道に哀しく咲いている。