
昨日は激しい雨だった。
単に異常な気象の変化で済ませてしまうのもいいかも知れないが、
困ったものである。
もう明日は立秋である。
今日から秋です、誰が信じる。
めちゃくちゃ暑いし、蝉は未だに激しく鳴いているし、
空も雲も木の葉の緑も変わらない、
人だって夏のまんまだよ。
ひと夏の恋。
確かに求める恋は夏で、熱い砂の上で激しく唇を求め合ったひと夏の出会いが、もう波間に消えて想いでだけが炎のように燻ぶる人には、
立秋のひんやりとした風が流れているかも知れない。
ああ・・ひと夏の炎が消える、想い出が熱い砂の上で陽炎となって経っている。
夏が一枚の頁に閉じられる。

夏旅。
想い出を求めて時空を旅したいと思っていたけどもうすでに遅く、
私の好きな北の大地のラベンダーが刈られている。
この花の香り、鮮やかさ、
派手さはないけれど魅力は十分、
湯上り美人かな・・・
手に添えられた団扇が北の冷風で、少しゆるめで煽られた風がにおわす香り、
心が解きほぐされル匂い。
立秋。

何処、ないよ、
蝉だって喚いて、まだ法師も熱い土のなかで眠っている。
町にいると感じないから、秋を求めて旅にでたい。
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