四季の旅人

私のブログは生きるを旅として、四季を歩きながらその表情を文に纏めているのが私のブログです。

おはらの風

2008-09-02 | Weblog
風の盆

昨日は私の生まれた北陸のひとつ富山で舞われるいや踊られる、
「風の盆」である。
最近は知られるようになって旅行者のツアーも組まれるようになって知られるようになり、今では多くの人が訪れるようになった「風の盆」
山形の花笠、徳島の阿波踊りに比べると地味かな・・・
でもその地味ななかに味があり季節がある。

それがまたいい。

哀愁ある胡弓の音色、素朴に静かに舞い踊る風の盆、
その踊りから受ける雰囲気の掴み方はそれぞれ男性、女性によっても違うものだし、
年代でもそれぞれ違うから「風の盆素敵ですよ、訪れて雰囲気に触れてみる価値ありますよ」
それは言えないけど、この長月の初めに旅するにはいいかも知れません。

風の盆

長月の初日
風の盆は踊られる

越中八尾おわらの祈りの踊り
素朴に舞われるこの踊りに派手さはなく
静かな行列で踊られる

笛太鼓の和のリズムでなく
胡弓の音色で舞い踊る祈りの踊り 
立春から数えて二百十日目の風の災害がないように
祈りを籠めて踊るのは二十代の男女の踊り
風の盆

大切なのは邪心のない心
願いに無垢の心を籠めて淡々と舞い踊る三日間
風の盆に籠められた人々の想いと生活の匂い
生かされている自然への感謝と祈り
この長月の初夜に踊られる風の盆こそ
願いと祈り

いつも願うは
胡弓の音色の優しい風。

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