彩、
さすがに今日の朝の冷え込みはきつく、素足から伝わる冷気、吐く息の白さ、
久しぶりに味合う冬の感触。
東の地平からは淡いオレンジの陽光が触手を上に・・這い上がるように延ばし、
染めながら拡がり、鮮やかな朝の情景を醸しだしている。
ブラック、グレー、コバルト、オレンジの彩が作る朝のコラボレーション、
落葉の瑞々しい色彩が旬を添える。
彩
人がどんなに智からを籠めても
この彩りは作れない
こ . . . 本文を読む
風、
・・・
暗いなかで探る風、余り触れてこない、
吹いていないのかな・・・そう思って染まり始めたメタセコイヤを眺める。
重く湿った風が、頬に押し付けるように触れる。
耳を澄ましながら風を聞く。
サラ・・ザワ・・風は奏でることなく、ユサ・・押すように吹いている。
目を凝らしてよくみないと辺りが暗いせいもあり、つい・・見過ごしてしまう今日の風、
重量感のある肩に圧し掛かる、湿った鈍い風で在る。
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空と星、
闇が解れ、薄明かりの拡がり始めた夜明け前の空に、一粒の光が数個、
本来なら空を埋めるように散らばる星が、今では私の住む街の空に輝く星は数えるだけ、おかしいな・・・
星は沢山見えて、空一面を蔽い尽くしているはずなのに、
今ではこの町の空から星や星座も探すのに苦労する。
この明るさ、この汚れが、空を奪い、星を消している。
そら
空の星がいつの間に消えて
今では数個
その星も私の記憶からも . . . 本文を読む
冬空、
夜明け前の空は、汚れを知らない子供のような澄んだ綺麗な瞳空を広げている。
それがダン・・明るくなるにつれて妖しい雰囲気を醸しだしていく、
濡れた一枚の画用紙に垂らされた一滴が、みる・・間に拡がって空間を消していく、
気がつけば、辺り一面は薄汚れた冬空、寒くなりそう・・・
これだと夕方は風が吹いて寒くなるかな、
この暗さ、今にも一雨ありそう。
冬空
これからの空
いろ・・な表情をみせる
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低山、
昨日から冴えない空に何となく威圧感を感じながら歩いた低山、
風や雪によって阻まれ、踏破に困難を来たす事もない低い里山、標高こそ低いけれどそこには高山と同じような表情と特性を持っている。
そんな低山であるが、私にはいい女、いや素敵な女性である。
女性
女性の魅力
それは知的な美しさと匂いか
それとも
表情か姿態か
貌
体
匂い
心
・・・
女の魅力
表情
豊かな謎めいた複雑な魅力 . . . 本文を読む