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出会いの一花“著莪
余りにも変わりすぎ、晴れは一日しか持たず朝から青が失せ灰色の広がり、
まだ明るいけれど直ぐに濃くなりそう。
そんな朝に、拾うように僅かに感じる香り、ちょっと考え事をすると直ぐに忘れてしまいそうな仄かな香り、
誰、花、よく見ると日陰で咲いているのはアヤメ科の著莪。
もうそんな季節か・・・
著莪
朝の散歩で見つけた著莪
独特の葉模様から直ぐに著莪
そうわかる一花
でも . . . 本文を読む
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今日の出会いの一花“山吹
街のなかで余り観ることはないと思っていた山吹、
枝垂れの小枝に鮮やかな黄色の花をつけて、頭を垂れる数本の樹に花を咲かせていた山吹、この花が咲く頃、ブナの森にはイチリン草の花がゆれる。
鮮やかな金色の花が樹の側で寄り添うように咲いて、
朝陽と共に眩しい金色の美しさをみせている。
山吹
目立たない
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街のなかの山吹
誰が植えたのか樹木に寄り添うように
山吹色の . . . 本文を読む
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今日の出会い、風“
夜は時雨れたのだろうか・・・その名残か空は冴えない冬空、
至る所に触れてくる風は冷たく、冬の感触を思い出してしまう。
空では濃淡の灰色が微妙に混ざり合い、ぶつかり、壊れ、絡み、崩れ、切れ間の間には水溜りの薄い水色が見え隠れしている。
時折こぼれる細い雨、その意外な感触に思わず「冷たい!」そう声をあげてしまいそうな朝の空、
その重く濁った空に、冬へ回帰か・・・そう想いなが . . . 本文を読む
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出会い、雨。
それは久しぶりに感じる、いや乾いた砂漠から戻って浴びるシャワー、干乾びた体全体に水の潤いが満たされていくような雨だった、
激しく泣きじゃくる雨に打たれた最後の桜の花弁も無残に散り、
雨の流れでかき集められた花弁が、無情にもごみのように堆く積もって、桜の終わりを伝えている。
舞い、散り、褪せ、朽ち、見上げる枝に広がる木の葉が眩しくなる5月も近い。
芝さくら
異国生まれ
強烈なイ . . . 本文を読む
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今日の出会い、山の彩り。
山の麓で出合ったのは樹の新芽の広がりと葉を拡げる前に沢山の花を咲かせる三葉躑躅、
鮮やかな赤紫のこの花は一際強烈で直ぐにわかる。
花の想い、訴え、存在・・・ストレートで飛んで来て、
いつも歩く山の中に、春の息吹を至るところで感じる。
春の山の淡い、優しい萌え色、思い切り抱きしめ、ほろ苦い匂いを求めるように貪りたい。
彩り
春の山の美しい優しい彩り
この誕生色
ピ . . . 本文を読む