


今日の出会い、風“
夜は時雨れたのだろうか・・・その名残か空は冴えない冬空、
至る所に触れてくる風は冷たく、冬の感触を思い出してしまう。
空では濃淡の灰色が微妙に混ざり合い、ぶつかり、壊れ、絡み、崩れ、切れ間の間には水溜りの薄い水色が見え隠れしている。
時折こぼれる細い雨、その意外な感触に思わず「冷たい!」そう声をあげてしまいそうな朝の空、
その重く濁った空に、冬へ回帰か・・・そう想いながら浅い溜息をつく。
藤

風が冷たい
・・・
そのなかで見つけた藤の花
まだ蕾が多いから
初心で
紫も薄く
表情も固い
夏花の藤
桜の鮮やかさこそないが
深い紫
上品な美しさ
房花
その爽やかな美が
皐月の空に映えるのはもう少し先かな。

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