昨日からの雨が残る朝
案外がいいかな・・・
そう思いながらをみる
ああ・・・一日
それは予想外に早い展開だった、
降りだしはぼそぼそした話し声から始まった雨は、辺りが暗くなり始めた頃には激しさを増し、それは落下に近く、罵声を浴びた瞬間のように一歩身を引いてしまう、
そんな勢いが在る激しい感情の昂りをみせた雨。
雨は勢いを増しながらみるみるうちに路面の至る所に小さな池を作っていくのでした。
そん . . . 本文を読む
朝の空
今日も暑そう
・・・
ももくたばりそうな一日。
風、
今日も木の葉がゆれていない、そう感じながら外に出る。
相変わらず風はなく空は昨日からの夏カラー、建物の迷路の中を抜けて、
広い通りに出たとき一瞬だろうか肌に感じた風、それはあっという間に肌にふれた風、
その感触、新鮮な爽やかな湿りを佩びたひんやりするキスの感触。
この流れが最後、そう言って太陽が地平にあるときに通り過ぎた一流れの風、 . . . 本文を読む
後、
爽やかとは行かない、やはり夏である
と暑さで
暑くなりそう・・・
無関心、
紫陽花が枯れはじめている。
あれほどひと時騒いで私を求め「綺麗だね・・・この色素敵」そう言ってくれたのに、
枯れ始めた私にはもう見向きもしない。
人なんて勝手で浮気もの、綺麗な時にはあれほど集い、持ち上げてくれたのに・・・
醜い姿になったいま、もう誰も相手にしてくれない。
朽ち
生を受けたものに対し
誰にでも平等 . . . 本文を読む
でも暑い
に流れる
補給しても・・渇きは続く
訪れない
沢、
私が行く山にある小さな沢、
水は澄み綺麗な流れのなかには沢蟹が住んで、小さな滝を数ヶ所かけているが落差はそんなにない水量の少ない沢である。
盛夏前の沢には流れがあり、瀬音を楽しみながら登って行くと案外涼しい藪山の沢、
沢には高山のように深く、手強い沢もあるけれど住人が沢蟹だけ、
そんな沢も楽しい。
たしかに水はそんなに冷たくもないし . . . 本文を読む
ようやく酷暑から開放・・・
+かな?
それでも蒸し暑さが残るから
暑いだろうな・・・
でも少しはましかも知れない。
色褪せ、
激しい怒りにも似た酷暑をぶち撒いた空が、今日はその色も褪せて灰色になって広がっている。
久しぶりに梅雨空に戻って雨の気配、
止められた風、建物の間を抜けると出会う風、
温い・・・
風が耳元に近寄って「雨だよ」そう告げて、離れていく。
歩く
雨か
そう言えば久しぶりのお . . . 本文を読む