想い出の人三月の菫里山の菫春の菫春を告げる菫4月の菫菫菫スミレ蕾の表情桜の蕾の表情朝から雨、それも少し冷たいかな?でも、この雨で少しくらい桜の蕾、膨らんでくれるかなそう思う朝から外は雨......>続きを読む
想い出の彼女(ひと)
私の想い出のひとは
伏流水の流れ込む沼杉の湿地で
清楚な花姿で待つ水芭蕉
そのひとは水が温むなかで
花穂を青い衣と白いShawlで包み
優しい笑みを浮かべな . . . 本文を読む
五月の椛
春の芽吹きから数か月
季は初夏となり
初心な椛が春のなかで
甘露の水を吸い日差しを貪り
育ち
その瑞々しい青椛に魅せられ
心が騒ぐ初夏の始まり。
この時期の椛の緑は軟らかい瑞々しい色合いが美しく、秋の椛とは一味違う生の営みをみることができる。
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初夏の花
一部の初夏の花は春からの暖かさで早く咲き終え、その花なき後に咲く初夏の花たちのなかで咲くフサアカシアの微笑みに魅せられる。
フサアカシア
ドーンと一本で存在感を示し
花園に仁王立ちのフサアカシアが
満面の顔で優しく微笑み
甘い彩香を初夏の風で揺らしながら
香りを辺り一面に漂わせ
佇む私を甘い香りで優しく抱きしめ
その微笑みは初夏に恋する乙女の表情。
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花の後花の散り花の散り姫林檎の花咲いた姫林檎姫林檎の花姫林檎イヌリンゴ姫林檎姫リンゴの花姫リンゴの花、私がいつも愛犬を散歩させる道に1本植えられている姫リンゴの樹、恐らく誰も気に留......>続きを読む
花の後
花が散り青緑が樹木全体を蔽う私をみて「これが桜の樹か」思う人は少なく、この初夏の陽気のなかでは会いに来る人は少ない。
花の後
花の咲く前から出会いが待ち遠しく
わくわくさせてく . . . 本文を読む
雨後
初夏の雨は訪れる梅雨を予告するように未練を引きずり、時折その一部を残し機会あればもう一度雨を、そう思わせる雲を残す雨後の空。
雨後
私を閉じ込めた貴女が去り
空には貴女の忘れ片身が残り
未練を保ちながら
機会を窺う空
このまま晴れるか
思いみる空に忘れ形見を浮かばせ
誘いを待つ雨後の空。
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