秋との別れ
訪れた初冬のなかで
小春日和が私を優しく抱きしめ
冬を忘れさせてくれる温もりは
長くは続かず
彩を深め別れ彩となって舞い積る
秋との別れ
拾う落ち葉の寂はなく
私から温もりを奪いはしゃぐ。
秋との別れ
時間の流れと季の移ろいは早く、否応なしに私から生を貪っていくが、彼等は私と違い素直で自然体でその表情は素直だ、その素直さがいまの私にはない。
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私の気分転換
私の気分転換は集い
飲み食べ歌いではしゃぐのではなく
週に一度の野山歩き
目的はpeakの走破でなく
その登る過程のProcessを楽しむこと
peakは過程の通過点」
この歩きができなくなったとき
私の気分転換が終わる。
私の気分転換
私の気分転換は街中でするのではなく近郊に広がる野山が気分転換のField。
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わかれ
染まる彩のなかにみる
春の芽吹きから続いた逢瀬と想い出
その染まりのなかでみる
色褪せて散る彼女とのわかれ
ああ・・・
きみとの逢瀬もこれで終わりか
思い手にする一葉にみる
一滴の彩に残るわかれの温もり。
わかれ
紅葉というなの落葉樹とのわかれ、そのわかれに悲しみではなく一抹の寂しさを感じる街の染まりの秋。
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街の秋
街のなかの樹木が描く一枚のArt
その絵の前に立ち止まり
楽しむゆとりはなく
視界に入れながら通り過ぎる私をみて
素通りか・・・
秋が呟く
そのゆとりのない私をみて
自然体で染まる落葉樹が話しかける
街の染まりと散り。
街の紅葉
数の少ない街の落葉樹が魅せる紅葉、山野のスケールはないが、その一つ・・の個性を一枚のArtにしてゆっくり楽しみたい街の秋。
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銀杏の黄葉
私がこの時期になると気になって
撮るのが寺の黄葉
主役の銀杏は大木の対で
その染まりは一本目から始まり
彼は導師となって華麗な袈裟を纏い
謡いながら宴に導く
その宴の始まりが銀杏の黄葉。
最近撮った写真
遅い街の黄葉、その黄葉を告げる主役の染まりも遅く、毎日・・逢瀬を繰り返しながら染まる一枚を、思うがなかなか撮れずいたなかでようやく撮れた銀杏の黄葉。
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