堤の菜の花何もない法面を自らの住まいとしてよそものを阻みながら自らのコンサート場として満面の笑みで咲いて春を告げる堤の菜の花畑咲く花畑に遊ぶ人は少なくはしゃぐ姿がどことなく寂し気で不協和音の日和に弄ばれながら表情を崩さない笑顔がいい。 . . . 本文を読む
/花の散り寒さ和むなかで人知れず咲くヤブツバキああ・・・花咲く季節になり行くか訪れるヤブツバキの群落は花を落とし散らばり色の残る一輪を拾い花を見ることなく終わった寂しさを拾う花に在り日を映し思いみる。 . . . 本文を読む
去りと訪れ南からの風雨が寒さを和らげ強張る大地を潤しゆるめる風と雨が緩みを阻む冬を消して暖かい日和が冬を遠ざけて春の模様替えを行う春その冬の去りを花が微笑みで見送る春の別れと訪れ。 . . . 本文を読む
季節の回帰北からの厳しい風が暖かみ始めた日和をぶち壊し忘れていた過去を思い出させる寒々とした冷気が忘れていた過去を引きずり出させる厳しい季節よこれ以上は・・・さあ行こう叫ぶ私の声は無視され 冬の訪れが我が物顔で謳歌(おうか)する。 . . . 本文を読む