梅雨入りを告げた大輪の紫陽花が明けを前に彩を消していく梅雨明け、その思いというか過程を書いてみましたある花の終演人の終演はおくりびとが集うがこの花に集うものはいない確かに来夏には会えるが「すてきな彩り、ありがとう」そういう声もかからない私私を見る人の忖度にも左右されず季の始まりを感じ旬の訪れを咲く彩で知らせ枯れで花の終えを告げて消えるその自然体の色の消えが美しい。 . . . 本文を読む
きょうの詩は梅雨明けでのなかでみる夏の思い夏広がる青空のかなたでうかがう真綿の入道雲をちぎって空にばらまいて夏の空を作り空から小雨となって降る日差しがさらす肌を焼き抱きしめて離さない暑さが私の体からこんこんと汗を湧かせ全身を濡らし私から覇気を鈍らせる夏の到来。 . . . 本文を読む
きょうの詩は堤を走りながら暑さを避け桜の樹の下で休み思うこと樹の下で太陽の光がダイレクトに届く夏日差しは熱く近いな・・・そう思う夏の日差しその日差しを受け止め散らし和らげる木の葉夏の木の下は快適で傘となって光を流し日陰を創るその下に集う者は少なく今ではオアシスに蝉が集い夏・・と喚く。 . . . 本文を読む
旬明けの便りはないが季節は盛夏その旬を楽しむように彼らは夜明けから日の落ちるまで泣き続ける蝉たち定めかそれとも習性かそれとも出会いを求める時期をわかっているのか逢瀬を求め鳴く旬の蝉たち彼らの恋は何人成立するのだろうか私の思いが鳴きで消される夏。 . . . 本文を読む
きょうの詩は梅雨明けの近い空をみての思い奏楽水色の空に真綿をちぎってばらまいて雲を作り空を夏空に変え日差しをばらまきセミを起こしばらまかれた暑さが体を抱きしめて自由を奪いひとりはしゃぐ夏空。 . . . 本文を読む