きょうの詩は、私の好きな銀杏が染を終えて散るその一コマの詩散る銀杏葉山茶花が花びらを一片散らし樹木下を彩で濡らす傍らで銀杏が葉を消すように落ち薄ら積もり花色を消し私は散っても美しいとほほ笑み風のリズムに合わせ舞い踊り花色を沈め黄色いグラデーションの華を描く銀杏葉。 . . . 本文を読む
きょうの詩は冬になり彩を終えて森に降り積もる落葉をみて思う詩森の落葉山に積もる落葉は人の別れと違いもがくことなく自然体で時期を読み自身の散りを悟りながら散るが私はもう少し先かな思う中で別れが来ることがあるが木の葉は一輪の藪椿のごとく色を魅せ寂しさの中で彩を褪せて朽ちる積もる落葉の自然体の美しさ叶うなら私もこう在りたいと思う落葉積もる冬の森。 . . . 本文を読む
きょうの詩は私が四季を通し歩く、寺の在る森を南北に通じる道について思う詩。私の散歩道私がこよなく愛する散歩道はたたずむ寺に南北に通じる森の中の道でそれは砂利と土の道で踏む感触と音色は私が遠い昔に置いてきた思い出の道その森は定番の雑木でありながら四季折々に見せる表情を一枚の絵として描き展示する楽しい散歩道。 . . . 本文を読む
きょうの詩は、ひとりひっそり残花として咲く小菊をみての私の想い冬の小菊寒空の下で笑みをこぼしてもわ奇麗な花彩そう話しかけられることもなくあなたを待ち続けああ、きょうも来なかった寂しく一粒の涙を流しすべてが涸れるまでに逢えるかな呟く小菊が愛おしい。 . . . 本文を読む
きょうの詩は、ある意味で私は白から生を受け一期一会で色を作り、その白も時をおいて黒に返り無に帰する私の白と黒私は愛する二人から生を受け黒の中で形を作り白い世界に出て一期一会を通して形を作り花を咲かせ枯れ白いページを閉じ再び黒の世界に返り無に帰するそう、私は黒から生じ白で生き、黒で終わる。 . . . 本文を読む