六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

常紋峠撮影地への林道コース

2012-09-26 |  出撃 at 北海道地方
 撮り鉄にとって一度は訪れたい北の聖地ともいえる常紋峠。
 先日の石北貨物出撃で3年ぶりに訪れた常紋峠150KPですが、前回は上りのSL撮影のため、下り貨物を狙う定番ポイントには行きませんでした。今回ようやく訪れることが出来ました。
 前回はすんなり着けたのですが、今回道を間違って大幅に時間ロスしたことや、撮影場所に来ていた他の人も「林道周りは知らないし恐いので、1時間かけて下から登って来た」ということで、意外と敬遠されているのかも知れません。
 私も前回の訪問時には、荒れた林道で下部をこすって駆動軸を傷めたことがあったので、今回は慎重に入りつつも、せっかくなので他の人にも分かりやすいように途中のポイントの写真を撮ってここに道順を記したいと思います。

 まず林道への入り口ですが、留辺蘂-西留辺蘂間の北見市役所支所付近の北側にある橋を渡ります。ここが林道コースへの入り口となります。
 ここから北へ進むと、右側に平屋建ての住宅団地が見えてきますが、そのまま北へ進むとほどなく舗装道路が終わり、40km/hぐらいで走れるダートとなります。
 次にこちらの地図を参照下さい。右クリックで新しいウィンドウで開くとよいでしょう)

 ダートを進むと左へ入る道が現れます(①地点) ここには「○○建設作業現場」なる看板があり、私有地への入り口っぽい感じがしたのですが、実はここが熊の沢林道への入り口です。今回間違って直進してしまい、途中でおかしいと気付いて、ここまで戻ってきました。なおこの場所まではドコモの電波は入ります。

 ①地点から木立に覆われた林道に入り、しばらくは上り坂と急カーブが続きます。2.5km程進むと「熊の沢林道」の看板が見えてきますが(②地点)、そのまま真っ直ぐ進みます。

 次に現れるのが大久保林道との分岐点(③地点)で、ここにも建設現場の看板があったので、それに従って進みます。
 ここから先が危険地帯で、以前私もこの先で車を傷めたのですが、路面の凹凸が激しい箇所があるため、下り坂ではローか2速で15km/h以下で走行して下さい。特に左右で段が出来ている場所で前軸付近をこするとFF車では走行不能になる場合があります。

 山を登るイメージが強いのですが、実際には何度もアップダウンがあります。
 上り坂では30km/hぐらいまで出してもいいですが、下り坂は細心の注意を。

 最後に「焼山林道」へ入る看板が見えてきます(④地点)ので、ここから左へ分岐して撮影地を目指します。5分ほど走った所に右カーブがあり、左手に車が置けそうなコーナーが見えたらそこが駐車地で、3~4台は停められます。


 ここに車を停めて、左手の熊笹に覆われた林の中に入って行きます。何人も通った跡があるのでそこを進むと林の切れ目から視界が開けてきます。

 小さな土の広場のようになっており、ここから下り列車撮影地点A印は右手へさらに草を掻き分けて数分、上り列車撮影地点へは、真っ直ぐ尾根を下る形で進むとB印の場所に着けます。
 広場から5分ほど草を掻き分けて進むと、夢にまで見た?あの風景が目の前に広がります。

 撮影場所は2段構成になっており、上段の方がよりスッキリ撮れますが、私は途中のロスタイムが祟って、時間ギリギリだったので、このまま下段から撮影しました。
 この草を掻き分ける時に刺のある草で腕に3ヶ所ほど小さな穴があいて血が滲んでいました。軍手・長袖は必須のほか、晴天続きでも夜露で草が濡れているので、ズボンがびしょ濡れになります。熊については出没多発警戒地域であるものの、幸い気配すらなく、無事に帰ってこれました。北海道警のHP
 西留辺蘂のローソンから出発して駐車地点までの道のりは9kmですが、徐行で走る箇所があるので車で約30分かかります。草を掻き分けて撮影場所まで15分。全行程45分ほどのコースです。

 くれぐれも事故のないように。あまり醜態をさらすと、林道自体が閉鎖される可能性も無きしもあらず。
 今回フィットのレンタカーで入りましたが、車底の低いセダンや軽乗用車は不可。ホイールベースが短い普通車か車底が高い貨物車であれば入れます。
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