六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

トワイライト ラストランを撮る

2015-03-14 |  出撃 at 北信越地方
 惜しまれながら遂に最終運行を迎えたトワイライトエクスプレスですが、その勇姿をカメラに納めようと出掛けました。もちろん狂乱の大阪駅とかではなく、最もトワイライトエクスプレスらしさの見せ場である日本海の海沿いで撮ろうと計画。
 3月5~7日に続けての第2弾は、10~12日にトワイライト主体に撮ろうと計画したのですが、春になっても止まない暴風雪に見舞われて、まさかの2日連続の運休になるとは思いませんでした。旅程を1日詰めて11日早朝に出発、トワイは動いてないので、11日と12日の午前は妙高メインの撮影としました。

1.信越山線のスイッチバック駅へ
 中央西線~篠ノ井線を乗り継いで昼過ぎに長野に到着、午後一の〔妙高3号〕に乗ります。
 
 今まで何度も乗ってきた189系あさま色ですが、やっぱりこの色は落ち着きますね。

 あらあらお姉ちゃん、大きなレンズで大胆に接写でしょうか?
 定刻に長野を発車、直江津方面へ向かいます。

 平日の昼間なのにもかかわらず、車内は結構席が埋まってます。みんな最後の乗り納め乗車かな?


 スイッチバック駅である二本木駅に到着。ここで妙高号を降ります。

 二本木駅でのスイッチバックシーンを動画撮影のため、乗ってきた189系と約1時間後の115系の2本を撮ります。
 次の115系同時入線を期待してたのですが、下り列車が少し遅れて到着したので、同時入線シーンは撮れずに終わりました。

 二本木から豊野へ戻ります。乗った115系は原色モケットでした。外はしんしんと雪が降り、国鉄時代の雪列車の雰囲気満載でしばしの時が流れます。

 豊野へ戻り、駅から徒歩20分程牟礼側にある築堤で、返しの〔妙高6号〕を撮影。晴れていればいい感じなんですが。

2.国鉄あさま号の旅?
 豊野で撮影の後、また宿である春日山へ行くため、夜の下り〔妙高5号〕に乗ります。
 
 入線してきたのが国鉄色のN101編成、先週は直江津→春日山の1駅だけ乗りましたが、今回は長野→春日山間を乗ります。これで明日の上り〔妙高2号〕も国鉄色確定です。

 ホームのそば屋を入れて撮影。もう国鉄時代の〔あさま号〕の雰囲気が漂ってきて最高です。

3.最後の妙高号撮影

 例によって春日山で泊まり、今回は4時半起きで朝一の快速〔妙高2号〕に乗ります。
 この列車だけが快速なので、専用の方向幕も撮ります。今日は長野県側も雪模様で、撮影できるか心配です。

 豊野に到着。前面は雪で真っ白です。

 三才ー豊野の直線で長野から戻ってくる間合い運用の普通を撮ります。早起きしないと撮れません。妙高号の幕のままで来てくれました。

 豊野で数分で折り返しの長野行普通となります。日本一豪華な通勤通学列車の1つです。

 長野からあさま色の下り〔妙高1号〕が来ます。先週は快晴でしたが、今日は雪の中。でもこういうシーンもいいものです。

 長野色115系はしなの鉄道へ移管後も残りますが、6両編成は多分見られないでしょう。

 今日のもう1つの狙いが臨時列車の〔ありがとう信越山線号〕で、115系スカ色が入るのですが、なんと定期列車で直江津まで1往復してから臨時列車運用に入るので、その定期列車に入っているシーンを撮ります。雪も上がって快晴バリバリです。

 この後、下りの臨時列車として運転する115系は、昨日の撮影した牟礼側の築堤で撮ることにして、40分程かけて歩いてきました。時間帯的にどちらから狙っても側面は影になります。


4.はくたか・北越も最後の別れ
 豊野で撮影の後、妙高3号に乗って直江津へ到着。

 直江津駅では色々な列車が撮れるので、大勢の鉄ちゃんでホームが混み合っていましたが、115系スカ色に大半が乗っていきました。しらさぎ色のはくたかを撮影。

 続いて〔北越号〕が到着。やったー国鉄色だぁ。K1編成できました。

 ホーム上はやはりプチ撮影会になりました。写真左側に写っている北陸本線の普通列車に乗ります。

5.そして8001レ ラストラン
 暴風雪で2日も運休したトワイライト・エクスプレスですが、最終日とあって少々の悪天候でも運転すべく走り出しました。
 この最後の走りを、最もトワイライトらしい日本海沿いで撮るべく、市振駅で下車。以前来たことのある俯瞰場所ではなく、海沿いの堤防から撮ることにしましたが、とにかく風が強く、時折叩きつけるような横殴りの雪で、体が飛ばされそうです。それでも風によって雲がちぎれて明るくなるので、その時に列車が来てくれればという期待は無惨にも。
 
 いよいよその時が来ました。
 2筋のヘッドライトが見え、機関車が近づくと、堤防上にポツンと立つ私の姿を見つけた機関士がピーっと汽笛のサービス。
 私もそれに応え、空いている左手で列車に手を振り最後の別れ。ちょうど海が見える場所なので、乗客の方も見られてたかも知れません。
 こうしてトワイライト・エクスプレス8001レの最後を見送りました。

6.おまけ

 市振で8001レを撮り、18:30の富山行普通で終点富山で下車すると、直江津で撮影した国鉄色の北越号が金沢から下ってきたので狭いホームでこれも最後の別れ。

さようなら、トワイライト・エクスプレス・妙高・北越・はくたか!


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする