六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

SL湿原+カシオペア+ラッセル撮影(前編)

2017-02-07 |  出撃 at 北海道地方
 一昨年・昨年に続いて今年も2月に北海道に撮影にやって来ました。
 一昨年は711系と北斗星を、昨年はカシオペアと道北ラッセルを撮りにきましたが、今年は1日短い3日間でSL冬の湿原号+カシオペア紀行+道北ラッセルを撮ってしまおうという訳です。
 幸いこの時期は、一部平日にもSLが走っているので、カシオペアは日曜日固定のため、その前後でSLとラッセルを組み合わせて旅程を立てたのですが、往路があんなことになり、のっけからつまづいてしまったのですが、頑張って走ります。

 2/4(土) SL撮影で釧路へ
 昨晩飛行機の遅れで、千歳でレンタカーを借りられず、札幌で泊ったのですが、朝8時に千歳から釧路へ向けて車を走らせます。

 札幌6:31発の新千歳空港行の快速は、最近のサービスダウンの象徴733系3000番台(大谷翔平ステッカー車)これで寒い千歳線を走ります。
 案の定、駅に着いてドアが開く度にハンパない冷風が入ってきます。何で押しボタン式にしないんだよと疑問と怒りが込み上げます。
 さて40分間の電車移動を終えて新千歳空港へ戻ってきて、レンタカーを借りて出発。事前に下調べでGoogleマップでは塘路まで4時間とあったので、下りSLの塘路発車が11:55なので、頑張って飛ばせば間に合うかも?
 しかしその夢は淡くも消え去りました。ナビをセットした瞬間、「到着予想時刻 15:50」いやいや目一杯高速使う設定でこれかぁ?と疑いましたが、走り出して、意味が分かりました。
 「道東道 事故 通行止め」もぅマジかよ! おまけに「凍結 50キロ規制」
これはもう絶望です、というか返しのSL列車の撮影すら危なくなってきました。
 程なく下り線は通行止めが解除されて通れるようになったのですが、その間に積もった雪のため、せいぜい60km/hぐらいしか出せずに山道に挑みます。

 占冠・トマムと長いトンネルを幾つも抜けて十勝地方に入ると天気は一変。晴れてきました。おまけに路面は乾いています。速度標識も80を示しています。よっしゃ!で速度を上げます。
 すこぶる快晴で気温もぐんぐん上がり。3月上旬並みの-3℃と、道東の凍てつく-20度台を覚悟していただけに、ちょっと拍子抜けです。ナビの到着予想時刻もどんどん早くなり、高速の終点、阿寒インターの時点で「13:35」まぁ往路のSLは諦めですが、返しの列車は間に合いそうです。

 到着予定地の塘路を30分遅れの12:30に通過、そのままSL列車の終点である標茶駅まで走り、13時丁度に到着しました。駅前では中国語が飛び交っていただけ、ここはハルビンか・・・

 駅に入るとSL列車が既に到着して25分ほど経ち、駅の中では地元の物産を売る声がしていましたが、機関車が切り離されていたので、再び駅の外へ出ます。

 機関車はホームから少し外れた場所で石炭の山を慣らしている模様で、編成写真は出発近くなるまで撮れそうにありません。
 返しの撮影場所をロケハンするため、10分ほどで標茶を後にします。途中2ヶ所ほど吟味しながら結局やってきたのが、塘路駅の北側のザルボ展望台近くのカーブの区間。ここは標茶行の列車を撮るのに西側の丘に登って撮る人が多く、返しを撮る人はせいぜい踏切から正面狙いをする程度ですが、冬場に順光で特撮するならここしかなさそうとスタンバイ。

 14:32 やってきました復路のSL列車。ここでは特撮+4K+FullHDの撮影で一眼写真は無し。4K動画からの切り出し画像なので映りは小さいです。
 もしかしたら2発目も撮れるかも知れないと、釧路市内へ向かいます。東釧路の予想到着時刻は「15:25」ギリギリ着けるか?

 15:31 予想時刻より5分ほど早く現地に着き、釧路川の鉄橋を渡るシーンを撮影。既に15人近くが待機していた中、最後に三脚を立てます。ここでは4K動画+一眼レフで撮影。こんな快晴なら午前中に来ておきたかったところと悔やまれますが、まぁバック運転のシーンもいいでしょうと慰めます。

 返しの列車だけですが、なんとか2ヶ所で撮影できたので渋々妥協の1日でした。

 釧路を16時過ぎに出発、明日の撮影地の長万部へ向けて車を西へ走らせます。阿寒ICから道東道に乗ったあたりで日没、美しいトワイライトの夕暮れでした。明日も天気が良さそう(予報では晴のち曇り、道南では夜に雨)

  後編に続きます。
コメント
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