北海道新幹線に乗って、わずか1時間程で新青森に着いたのですが、ここからが大変な旅程が待っています。
以前の連絡だと、〔はまなす〕が朝6時台前半に青森に着くので、そのまま青い森鉄道に乗れば、八戸から盛岡行きの列車に上手く乗り継げたのですが、新幹線開業後は青森6:53発の八戸行きに乗らないと、その次に青森を出る列車に乗っても八戸からの連絡列車が14時台まで無いため、ここで東京までの当日中の乗り継ぎスケジュールが終わってしまいます。本当に不便になったものです。
東京に本日中に着くためには、盛岡を12時過ぎに出る一ノ関行きに必ず乗る必要があります。13時台のだと上野着23:42なので、夜行バスやムーンライトなどに乗り継げません。
前記事の続きですが、そこで編み出したルートが、
新青森8:03-普通644M→8:39弘前8:55-高速バス・ヨーデル号→11:10盛岡
これだと3,000円の出費で盛岡まで行けることから、このルートとしました。問題は、ヨーデル号が予約制ではないので、満席だと1本後の便になってしまうこと、これだと死亡確定ですが、よほどの混雑期間中でない限りは大丈夫でしょう。
まさかの大チョンボで旅程振り出し
新青森を8:03に出る弘前行きに乗ります。
青森行が2両編成で混んでるのに対し、こちらは5両編成なので楽勝かと思いきや、意外と乗っていて、何とか座れてほっと一息。弘前までの701系なのですが、何故か奥羽本線~羽越本線では701系でも糞電車感があまり感じません。
浪岡を過ぎて、次は撮影でよく来た北常盤。「前回、北常盤に来た時は・・・」なーんちゃって、クダらない冗談を考えていた時に、ハッと気付いたのです。
あれ?膝の上が軽い! リュックが、リュックが無い? あれ、あれ?
回りを見回してもリュックが見当たりません。ガッガーーーン。オーマイガー!!
やってしまいました。新青森のホームに置いて、電車に乗り込む時に機材のカートだけ乗せたようで、リュックはそのまま置き去りにしてしまったようです。普段なら、列車が入線してくるとリュックを背負うのですが、そのルーティンが珍しく抜けていたのです。
ヤバイ、降りるしかない。
次の北常盤で下車し、駅員のおば・・・、いやいやお姉さんに事情を伝えて新青森駅に連絡してもらうと、あっさりありました。在来線の改札口で預かっていると。
これから新青森駅まで戻るため、今日の予定として描いていたヨーデル号乗車ルートはこれで頓挫しました。
下りの青森行が来るまでは40分近くあります。
駅内の待合の所は冷房が掛かっていないのですが、併設のコミュニティースペースは冷房が掛かっているので、ここで休憩。
ここには以前うどんか何かを提供するスペースがあったのですが、その後撤去されていたところ、ラーメン屋が時間限定で営業しているようでしたが、もちろん営業時間前なので、誰もいません。
9:09 青森方面へ戻る列車に乗ります。
まさかこの時間に逆向きの列車に乗るとは、予定通りなら今ごろはバスの中なのに。
反対列車の遅れもあって、9:45頃に新青森に戻ってきました。
あーあ、まるで時計を逆戻しにしたようです。
エスカレーターを上がって、在来線の改札口に向かいます。
駅員さんは既に知っていたようで、忘れ物の話をすると直ぐに取り出してくれました。受領手続きをして、ようやくリュックが帰ってきました。
結局新幹線でワープ
さてもう10時近くになってしまいました。ヨーデル号に乗れなかったので、他のルートは・・・など考える余地はありません。肝心なのは盛岡12:08発の一ノ関行きに乗ること。
もう選択肢は一つしかありません。東北新幹線で一気に盛岡までワープすることです。それも1時間に1本しか走っていないので、新青森10:39発の〔はやぶさ16号〕に乗る他はありません。
この列車は北海道新幹線からの直通列車なので、既に乗客が着席している状態で入線してきます。しかも青森・八戸などからも乗車してきます。
そこで立席特急券でも座れる確率の高い秘策を打ってでます。発車まではまだ40分近くあります。
時間があるので、駅の1階に下りてきました。
黒石屋というお店の先に「りんごソフト」なる物が売っていたので、1つ頼んだのですが、今日初めてのお客だったので、ソフトが上手く出ずに、店員のお姉ちゃんがヤバイヤバイ!と苦闘しながら、結局1個分失敗して捨てたような形で、2個目を渡してくれました。
実際に手に取ってみると、りんごなのかイチゴなのかサクランボなのか微妙な色合いです。
でも爽やかなりんごの味がして一服の清涼剤となりました。
さて座りやすい秘策ですが、みどりの券売機でシートマップを出します。
新青森→盛岡間で座席指定の空いている席を探して、最も多く空いている車両(必然的に1号車か2号車になります)の座席番号を覚えます、覚えられないのでスマホで撮ります。
その上で特定特急券(乗車券付き)を購入してホームに上がります。
この特急券を購入してホームに上がるタイミングが、その時の乗客の多さで微妙に調節が要ります。ぎりぎりまで待って発券してホームに上がったら、既に乗車目標の所に沢山人が並んでいて、意中の席に座れないというリスクもあるので。
ホームに上がるとEast-iが居て、駅に停まっているシーンを形式写真風で撮ったのは初めてでした。
不運もあれば幸運もあるわけですね。
いよいよ〔はやぶさ16号〕が入ってきました。これも北海道所属のH5系です。
座ったのは1号車の1番A席、座席表ではB席C席ともに空いていました、あとは途中駅で直前買いで乗ってこなければ盛岡まで座って行けます。この列車は盛岡まで各駅停車なので、その辺が心配です。
新青森を出発、左手に三内丸山遺跡あたり?の風景が展開して程なく長いトンネルの連続が続きます。
途中の七戸十和田・八戸・二戸で1番列には誰も乗って来ませんでした、そして沼宮内ではホームに人影すらありませんでした。
11:40 こちらも僅か1時間で盛岡に到着、ほとんどがトンネル区間なので、景色など楽しむことはありませんでした。
乗車券3,020円+特急券2,590円の計5,610円を払ってワープ。高速バスヨーデル号より余分に2,610円払ったことになります。
盛岡で肩を並べるE5系とH5系。ホームのぎりぎり端っこに立っても全然フレームに収まりません。
さて長居はせずに階段を下りて在来線ホームに行きます。
盛岡からは東北本線地獄旅が待っています。2両編成の糞電車に立ち客いっぱい詰め込んで、大嫌いな東北本線の移動はもう毎度恒例となりました。
平泉の手前で緊急信号発報があり、電車は7分ほど停車して遅れたため、一ノ関ダッシュ!
一ノ関で買い物の余裕もなく、701系でまた小牛田へ乗り継ぎます。
小牛田で待っていたのが、何と風前の灯火である719系。これはラッキー。
まぁこの列車には当分719系が充当されているのでしょうか、地獄の旅が幾分やわらぎます。
そして仙台からは快速の福島行きに乗ります。
この列車は随分前からE721系が充当されているので、座れればOK、但し福島で黒磯行きに乗り換えるので、またダッシュするのに、いい場所に座っていないと行けません。
しかし何と、福島に着いたら、「この列車がこのまま黒磯行きとなります。」とのこと。
これはいいですね。今までは4番線について階段をダッシュで上がって、2番線に停車中の黒磯行きに走りこんで座席を探していたのですが、もうその心配はないようです。
こうして小牛田から黒磯までは楽に移動ができて、かつての大嫌いな印象も改善したように見えました。
黒磯到着。ここでまたダッシュして宇都宮行きの205系に乗り換えます。
10月に電化設備変更に伴ってE721系が黒磯まで入れなくなり、新白河でE531系に強制的に乗り換えさせられるので、この夏が最後の黒磯での交流電車の記録となりそうです。
あとは流すように宇都宮で上野行に乗り継いで東京まで戻ってきて、そのまま夜行バスで帰路に就きました。
今回は北海道新幹線の乗車という目的がありましたが、結局札幌→函館の夜行バス、北海道新幹線、東北新幹線、東名夜行バスの額を足すと12,500円程になり、飛行機で帰ってくるのと大して変わらないことから、次回からはもう往復とも飛行機でいいやと思ってしまいます。
以前の連絡だと、〔はまなす〕が朝6時台前半に青森に着くので、そのまま青い森鉄道に乗れば、八戸から盛岡行きの列車に上手く乗り継げたのですが、新幹線開業後は青森6:53発の八戸行きに乗らないと、その次に青森を出る列車に乗っても八戸からの連絡列車が14時台まで無いため、ここで東京までの当日中の乗り継ぎスケジュールが終わってしまいます。本当に不便になったものです。
東京に本日中に着くためには、盛岡を12時過ぎに出る一ノ関行きに必ず乗る必要があります。13時台のだと上野着23:42なので、夜行バスやムーンライトなどに乗り継げません。
前記事の続きですが、そこで編み出したルートが、
新青森8:03-普通644M→8:39弘前8:55-高速バス・ヨーデル号→11:10盛岡
これだと3,000円の出費で盛岡まで行けることから、このルートとしました。問題は、ヨーデル号が予約制ではないので、満席だと1本後の便になってしまうこと、これだと死亡確定ですが、よほどの混雑期間中でない限りは大丈夫でしょう。
まさかの大チョンボで旅程振り出し
新青森を8:03に出る弘前行きに乗ります。
青森行が2両編成で混んでるのに対し、こちらは5両編成なので楽勝かと思いきや、意外と乗っていて、何とか座れてほっと一息。弘前までの701系なのですが、何故か奥羽本線~羽越本線では701系でも糞電車感があまり感じません。
浪岡を過ぎて、次は撮影でよく来た北常盤。「前回、北常盤に来た時は・・・」なーんちゃって、クダらない冗談を考えていた時に、ハッと気付いたのです。
あれ?膝の上が軽い! リュックが、リュックが無い? あれ、あれ?
回りを見回してもリュックが見当たりません。ガッガーーーン。オーマイガー!!
やってしまいました。新青森のホームに置いて、電車に乗り込む時に機材のカートだけ乗せたようで、リュックはそのまま置き去りにしてしまったようです。普段なら、列車が入線してくるとリュックを背負うのですが、そのルーティンが珍しく抜けていたのです。
ヤバイ、降りるしかない。
次の北常盤で下車し、駅員のおば・・・、いやいやお姉さんに事情を伝えて新青森駅に連絡してもらうと、あっさりありました。在来線の改札口で預かっていると。
これから新青森駅まで戻るため、今日の予定として描いていたヨーデル号乗車ルートはこれで頓挫しました。
下りの青森行が来るまでは40分近くあります。
駅内の待合の所は冷房が掛かっていないのですが、併設のコミュニティースペースは冷房が掛かっているので、ここで休憩。
ここには以前うどんか何かを提供するスペースがあったのですが、その後撤去されていたところ、ラーメン屋が時間限定で営業しているようでしたが、もちろん営業時間前なので、誰もいません。
9:09 青森方面へ戻る列車に乗ります。
まさかこの時間に逆向きの列車に乗るとは、予定通りなら今ごろはバスの中なのに。
反対列車の遅れもあって、9:45頃に新青森に戻ってきました。
あーあ、まるで時計を逆戻しにしたようです。
エスカレーターを上がって、在来線の改札口に向かいます。
駅員さんは既に知っていたようで、忘れ物の話をすると直ぐに取り出してくれました。受領手続きをして、ようやくリュックが帰ってきました。
結局新幹線でワープ
さてもう10時近くになってしまいました。ヨーデル号に乗れなかったので、他のルートは・・・など考える余地はありません。肝心なのは盛岡12:08発の一ノ関行きに乗ること。
もう選択肢は一つしかありません。東北新幹線で一気に盛岡までワープすることです。それも1時間に1本しか走っていないので、新青森10:39発の〔はやぶさ16号〕に乗る他はありません。
この列車は北海道新幹線からの直通列車なので、既に乗客が着席している状態で入線してきます。しかも青森・八戸などからも乗車してきます。
そこで立席特急券でも座れる確率の高い秘策を打ってでます。発車まではまだ40分近くあります。
時間があるので、駅の1階に下りてきました。
黒石屋というお店の先に「りんごソフト」なる物が売っていたので、1つ頼んだのですが、今日初めてのお客だったので、ソフトが上手く出ずに、店員のお姉ちゃんがヤバイヤバイ!と苦闘しながら、結局1個分失敗して捨てたような形で、2個目を渡してくれました。
実際に手に取ってみると、りんごなのかイチゴなのかサクランボなのか微妙な色合いです。
でも爽やかなりんごの味がして一服の清涼剤となりました。
さて座りやすい秘策ですが、みどりの券売機でシートマップを出します。
新青森→盛岡間で座席指定の空いている席を探して、最も多く空いている車両(必然的に1号車か2号車になります)の座席番号を覚えます、覚えられないのでスマホで撮ります。
その上で特定特急券(乗車券付き)を購入してホームに上がります。
この特急券を購入してホームに上がるタイミングが、その時の乗客の多さで微妙に調節が要ります。ぎりぎりまで待って発券してホームに上がったら、既に乗車目標の所に沢山人が並んでいて、意中の席に座れないというリスクもあるので。
ホームに上がるとEast-iが居て、駅に停まっているシーンを形式写真風で撮ったのは初めてでした。
不運もあれば幸運もあるわけですね。
いよいよ〔はやぶさ16号〕が入ってきました。これも北海道所属のH5系です。
座ったのは1号車の1番A席、座席表ではB席C席ともに空いていました、あとは途中駅で直前買いで乗ってこなければ盛岡まで座って行けます。この列車は盛岡まで各駅停車なので、その辺が心配です。
新青森を出発、左手に三内丸山遺跡あたり?の風景が展開して程なく長いトンネルの連続が続きます。
途中の七戸十和田・八戸・二戸で1番列には誰も乗って来ませんでした、そして沼宮内ではホームに人影すらありませんでした。
11:40 こちらも僅か1時間で盛岡に到着、ほとんどがトンネル区間なので、景色など楽しむことはありませんでした。
乗車券3,020円+特急券2,590円の計5,610円を払ってワープ。高速バスヨーデル号より余分に2,610円払ったことになります。
盛岡で肩を並べるE5系とH5系。ホームのぎりぎり端っこに立っても全然フレームに収まりません。
さて長居はせずに階段を下りて在来線ホームに行きます。
盛岡からは東北本線地獄旅が待っています。2両編成の糞電車に立ち客いっぱい詰め込んで、大嫌いな東北本線の移動はもう毎度恒例となりました。
平泉の手前で緊急信号発報があり、電車は7分ほど停車して遅れたため、一ノ関ダッシュ!
一ノ関で買い物の余裕もなく、701系でまた小牛田へ乗り継ぎます。
小牛田で待っていたのが、何と風前の灯火である719系。これはラッキー。
まぁこの列車には当分719系が充当されているのでしょうか、地獄の旅が幾分やわらぎます。
そして仙台からは快速の福島行きに乗ります。
この列車は随分前からE721系が充当されているので、座れればOK、但し福島で黒磯行きに乗り換えるので、またダッシュするのに、いい場所に座っていないと行けません。
しかし何と、福島に着いたら、「この列車がこのまま黒磯行きとなります。」とのこと。
これはいいですね。今までは4番線について階段をダッシュで上がって、2番線に停車中の黒磯行きに走りこんで座席を探していたのですが、もうその心配はないようです。
こうして小牛田から黒磯までは楽に移動ができて、かつての大嫌いな印象も改善したように見えました。
黒磯到着。ここでまたダッシュして宇都宮行きの205系に乗り換えます。
10月に電化設備変更に伴ってE721系が黒磯まで入れなくなり、新白河でE531系に強制的に乗り換えさせられるので、この夏が最後の黒磯での交流電車の記録となりそうです。
あとは流すように宇都宮で上野行に乗り継いで東京まで戻ってきて、そのまま夜行バスで帰路に就きました。
今回は北海道新幹線の乗車という目的がありましたが、結局札幌→函館の夜行バス、北海道新幹線、東北新幹線、東名夜行バスの額を足すと12,500円程になり、飛行機で帰ってくるのと大して変わらないことから、次回からはもう往復とも飛行機でいいやと思ってしまいます。