六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

群馬・栃木私鉄完乗へ(3.完結編)

2024-01-21 |  出撃 at 関東地方
 前3記事の続きとなる記事で、まさか1月9日の動きだけで4回に亙る記事になるとは思っていませんでした。
 群馬・栃木私鉄完乗へ(2.わたらせ渓谷鉄道編)の記事では終点の間藤駅に到着した所までを書きましたが、折り返し列車が着くまでの時間差を利用して、隣の足尾駅まで歩くことばかりに気が取られてしまい、間藤駅で栃木県制覇した事をすっかり忘れていましたので、書いた記事にも後付けですが、栃木県制覇の文言を付け加えています。
 折返し列車の発車までの24分間を利用して、早足で隣の足尾駅まで歩き、その途中で何故かこんな所に渡良瀬橋が?という話までは、1つ前の記事をご参照ください。

 .わたらせ渓谷鉄道で帰る

 15:06 足尾駅に到着 渡良瀬橋の所で少し寄り道はしたのですが、汽車の時間があるので、早々に切り上げて早足で歩いてきたので、意外と早く着きました。
 駅前にはお店など何もなく、古い飲み物の自販機が1台あるだけでしたが、一応生きていたので、暖かい缶コーヒーを買ってポケットを温めます。

 駅舎の中に入ると、これまた国鉄時代を彷彿とさせる時代感あふれる趣です。
 観光シーズンの休日とかでトロッコ列車などが運転させると、人で賑やかになるのでしょうが、シーズンオフの平日だとこのような寂しい景色が味わえます。
 汽車の時間までまだ数分あるので、保存車両の置いてある場所へ行ってみます。

 こちらが、鉱山の輸送で硫酸を運んでいたタキ貨車2両となぜか新しめの車掌車ヨ8000、それと1番前にはカバーを掛けて大事に保存されているスイッチャーDLの4両が置かれています。

 また駅舎のすぐ横、元貨物ホームらしき場所にはキハ35系2両が置かれていて、日によっては車内を開放しているようですが、オフシーズンにはドアも閉められ、中は物置になっているようでした。

 首都圏色のキハ35はそこまで朽ちていませんでしたが、青空展示のキハ30の方は外板がボロボロになっていました。

 ここ足尾駅は海抜が640mもあり、どうりで寒いはずですし、日陰の雪が融けないのも納得いきます。
 今冬は異例の暖冬なのと、間藤駅から早足で歩いてきて、体が温まっているので、そこまで寒さは感じませんが。途中で猿🐒を蹴散らすのに🐕ワンワン!吠えましたしwww

 15:12 間藤からの折返し列車がやってきました。
 この駅で3分停車、しかも駅舎側のホームに停車するので、わざわざ間藤駅から歩かなくても3分間で駅舎の外へ出れば、下車駅1カウントはできます。

 帰りの列車も、もちろん誰も乗っておらず、乗客は私1人だけでしたが、2駅先の原向でじいさんが1人乗ってきて、途中の神戸でも老夫婦が乗ってきたので、完全貸切の時間は意外と短かったです。
 そして大間々到着前に運転士が「次の大間々から沢山の乗車があるのでご注意下さい」とアナウンスがありました。

 そして車内は立ち客が出るほど一気に乗客で埋まりました。
 20人ぐらいの団体客が乗っていたので、おそらく運転士にその情報が事前に伝わっていたのでしょう。私の所だけ席が空いていましたが、このあと埋まりました。

 16:26 相老に到着
 大間々始発の区間運転の列車が桐生から折り返してここで交換していました。桐生駅の割り当て線路も1線しかないので、この駅でしか交換できないため、1時間に2本しか運転できません。

 .群馬県の残存区間も制覇へ
 群馬県内で乗り残している私鉄は朝乗った上毛電鉄とわたらせ渓谷鉄道、それと東武小泉線の3路線で、この3路線を1日で乗り潰してしまおうという事ですが、冬場なので3線目は景色がほとんど見えません。
 先に東武小泉線を潰して、最後にわたらせ渓谷鉄道に乗って、間藤から日光へバスで抜けるルートもあるのですが、時間的にわたらせ渓谷鉄道の景色が見えなくなるので、平凡な景色の東武小泉線を後回しにしました。
 以前伊勢崎から館林まで伊勢崎線には乗っているので、だいたい同じような景色と思うので。

 16:48 東小泉行きの電車がやってきました。
 東武桐生線は特急が毎時1本、そして普通も毎時1本しかなく、朝晩のごく一部の時間帯だけ1時間に2本と、結構不便な場所ですが、日本一の自家用車を保有県なので、電車は通学生か外国人しか乗ってないレベルです。

 太田の近くまで来るころには夕暮れとなって、景色はほぼ見えなくなりました。
 太田から先の小泉線が未乗区間になります。

 17:52 西小泉に到着
 関東でもかなり乗り潰しにくかった路線の1つが、この1駅間を含む小泉線ですね。

 18:15 館林に到着
 この小泉線の乗車を以って、群馬県内の私鉄全線完乗となりました。
 残るは北陸新幹線の区間ですが、新幹線は広域圏扱いなので、在来線としてはこれで 群馬県制覇! となりました。
 なお東武鉄道はこれで全線完乗かと思いきや、まだ越生線が残っていて、ここを潰して晴れて東武鉄道制覇となるのですが、なかなか越生線なんかに行く機会がないですからね。いつの事になるやら・・・


 館林で群馬県制覇になった後、明日の予定を考えて、そのまま佐野線に乗り換えて、小山まで行ったのですが、明日の予定を急きょ変更して佐野駅まで戻ってきました。佐野で泊まります。
 1週間前に葛生まで来た時にも佐野駅前で降りましたが、今回は夜の佐野駅前のイルミネーションの様子です。

 今回の移動鉄道乗車距離
 JR 大船→東京・高崎経由→新前橋 165.7km
  〃   佐野-小山 往復   53.2km
 上毛電鉄 中央前橋→天王宿 22.8km
 わたらせ渓谷鉄道 相老→桐生  3.1km
   〃  桐生→間藤   44.1km
   〃  足尾→相老   39.7km
 東武鉄道 相老→西小泉  28.2km
   〃  西小泉→佐野  24.7km   計 381.5㎞ これに徒歩とバスが6㎞ほど加わります。

 翌日は青春18きっぷ最終日、小山から佐野にわざわざ戻ってきてどうした?   その模様は次の記事で。

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