今回の主役はアフリカハゲコウ (阿弗利加禿鸛)
醜怪な外見 死骸にむらがり腐肉をむさぼる姿から「世界一醜い鳥」と言われています。
しかし、その実態は、生態系のお掃除屋さん的な重要な役割をになっています。
醜怪な外見 死骸にむらがり腐肉をむさぼる姿から「世界一醜い鳥」と言われています。
しかし、その実態は、生態系のお掃除屋さん的な重要な役割をになっています。
撮影した日は小春日和 アフリカハゲコウは藁のベッドの上に丸くなって
のんびり ひなたぼっこ を楽しんでいました。
ぽかぽか お日様にあたためられて ぬくぬく
あまりの気持ち良さに うとうと まどろんでいるようでした。
第一印象では不気味さが先立ちますが
よくよく見ると なかなか愛嬌のある顔をしています。
上等な灰色のケープをすっぽりかぶったお婆ちゃんのようでした。
↓ 下の写真のアフリカハゲコウ
喉元の状態をおぼえておいてくださいね。
↓ 上の写真では白く小さかった喉元が袋状に膨らんで紅色になっています。
↓ のど袋が長く垂れ下がりさらに赤みを帯びています。繁殖期の特徴のひとつだそうです。
恥ずかしがって前を向いてくれませんでした。
アフリカハゲコウはコウノトリの仲間。
クチバシをカタカタ鳴らしながら頭を上げ下げするクラッタリングと呼ばれるディスプレイするそうです。
アフリカハゲコウ(阿弗利加禿鸛) Marabou stork 全長約120cm
コウノトリ目 コウノトリ科
サハラ砂漠以南のアフリカ大陸に分布
肉食獣が食べ残した死骸を食べるアフリカのお掃除屋の一種。
自ら魚やカエル、ヘビ、ネズミなどの小動物を獲ることもあるそうです。
アフリカハゲコウのように死肉や腐肉を主食にする動物は「スカベンジャー」と呼ばれます。
BBCアースやワイルドライフなどの番組でスカベンジャーたちの食事シーンを観ることがあります。
動物の亡骸は毛皮に覆われているので 鳥たちは裂け目に頭を突っ込むようにして腐りかけた肉を食べていました。
その際、羽毛が生えていると血や肉がこびりついたりして、不衛生になってしまいます。
そこで、羽毛なくすことによって細菌の繁殖を防ぎ、頭皮に直接日光をあてて殺菌しているそうです。
前回登場した アフリカクロトキの禿げ頭にも 同じような理由があるのでしょう。
◆参考:三重県大内山動物園
http://www.oouchiyama-zoo.com/animals/6687/
◆ハゲワシ “嫌われ者”の正体
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/magazine/16/122100004/122100003/
最後まで見ていただきありがとうございました。
こんな顔つきの、お爺さんかお婆さん、どこかで会ったことがあるような気がしますよね。
紅色ののど袋が長く垂れるのは、ハゲコウ独特のお洒落なのでしょうか?
どうぶつ王国では、どんな肉を与えているのでしょうね?
腐敗しかけた肉には独特の旨味がありそうですね。
自然界では、大きな翼をひろげて上空から死骸を探すのでしょうか。
連日のハゲハゲ続き、気にされる方もいらっしゃるかもしれませんね(;^ω^)
明日はかわいらしい鳥を登場させたいと思っています。
頭部のシミと言い、ツルりん加減と言い、こんなお顔のお年寄りがいそうです。
ヒナはいったい、どんな顔をしているのでしょうか?
バンの禿げ頭のヒナ、ハゲコウの子供と言っても信じる方がいそうですよね?
今回のハゲコウも初めて見ました。確かに一見して、おばあちゃんのような風貌ですね。
でも、これで繁殖期だとは似つかわしくなくて、それが面白いですね。
きっと肉をたくさん食べるのでしょうね。それも腐肉。
動物園で出されるのはきっと新鮮な肉でしょうから、「おばあちゃん」はご不満だったりする??笑
羽を広げると精悍な感じもして、カッコイイですね。
このところハゲが続きますね。
まだ、ハゲとは行かないまでも、いささかオツムの薄い身に
とってみれば、気にかかるところではあります。(笑)
このアフリカハゲコウは、シミのような模様とともに
老人を思わせますね。