タキさんの押しつけ映画評
『トランスフォーマー/ロストエイジ』
これは悪友の映画評論家・滝川浩一が個人的に身内に流している映画評ですが、もったいないので転載したものです。
アクションは、そらぁ見事なもんで、思いっきり食い足りなかったシリーズ第一作とは天地の開きです。
殊に、戦闘でもつれ合うと、どちらがオートボットでどちらがディセプティコンか判然としない場面が有りましたが、前作くらいからデザインを判りやすく分けてあるので、そういう錯誤もありません。
頭空っぽにして、いらん事は考えず、ただただお楽しみ下さいませ。お薦めいたします。
で、ここからは私の私的小理屈であります。本作から、シャイア・ラブーフが外れて、マーク・ウォールバーグが人間の主役です。なんでシャイアが外れたのか、一切説明っちゅか情報はありませんが、作品のイメージを変えるってのは言い訳で、この所のシャイアの御乱行が祟ったんじゃないですかねぇ。
このシリーズ、シャイアの恋人役が、暴言吐いて降ろされたり、なぁんかキャストにケチがつきますなぁ。間違いなく次回作が有りますから、今回キャストの皆様、くれぐれもご注意されたしであります。
リメイクではなく、リブートで、人間キャスト総入れ替え。しかし、前作から3年後設定なので、ドラマ構成が難しい所ながら、その点は上手く作ってあります。マーク演じるオヤジは果敢に戦闘にくわわりますが、シャイアのように単に無謀ではなく、動機も武器もちゃんと用意……し・か・し~~、ロボと人間の圧倒的なエネルギー差からして、あんなシーンに飛び込んだら瞬殺でミンチやなぁってのは今回も感じました。飛んできた小石一個が当たっただけでお陀仏でありますわ。まぁ、これを言い出すと映画にならんので禁句ですがね。
それと、ストーリーそのものに唐突で乱暴な所が散見、これはマークと娘のエピソードに時間を割いたので編集上の都合でしょう。なんせ2時間45分ですからこれ以上長くは出来なかったでしょうからね。最後に、こらど~~でもよろしおまんねんけど。本作、中国にえらい気イ使ってます。ラストの戦場が香港で、「香港は政府(北京)が守る」っちゅう政府高官が登場、「ジェット機で攻撃する!」
とぶち上げる。どこの基地から上がったのか知りませんが、待てど暮らせど飛んできませんけどね。
エレベーターに乗り合わせただけの兄ちゃんがえらい強かったり……。
大作映画の場合、国内版以外にインターナショナルバージョンを用意しますが、本作にはもう一つ、中国バージョンがあります。 さぞかし、解放軍が活躍するんでしょうなぁ。人海戦術だとか言って、人民の海でディセプティコンを飲み込んだりして……アハハハ ハリウッドは政治に敏感で、政府が中国に秋波を送っているとなると、恥も外聞もなく摺りよります。ずっと敵対していた筈が、経済的に有効となると、政治的に何ら変化も無いのに百年前から友好国みたいな雰囲気です。
これの一発目は、ディズニーが「ムーラン」なんてなアニメを作った辺りです。
まあ、ええんですけどね、なんかしらけます。とは言え……です、中国の映画鑑賞人口は日本を抜いて、アメリカに次いで世界二位に成
ると言われています。本作は米中同時公開され、アメリカで1億7千万$売り上げに対して2億2千万$の売り上げ、こらぁゴマの一つもすらんとあきませんわなぁ。
と、まぁ、ど~~でもええ小ネタでございました。おっと、忘れておりました。今日は久し振りに3Dを見ました。結論から言って、まぁまぁの出来で頭痛もしなかったのですが、映画の始めの方ではこれ見よがしに浮き上がる画面が気色悪いし、若干のブレも感じる、一番奥の背景が書き割りのように見えてしまう。ただ、見ている内に気にならなくなる……のではありますが、どうやらカラクリがありそうです。所々で3Dメガネを外して見るのですが、外すと当然ダブった映像が見える訳ですが、そのダブり具合が段々緩く成っているように見えます。映像の飛び出し加減で製作費に差が付くもんでも無いと思います。 ちゅう事は、やはり極端に飛び出す映像は不自然だという判断が製作側にもあって、見慣れると自然に見えるんだと観客に錯覚させる工夫(ワザワザ)がされてるんですね、なんのこっちゃら。
てな訳で、やっぱり3Dはまだまだの技術です!と結論いたします。こんなもんで別料金盗るんやないわい〓〓〓 映画は2Dで充分であります。これ結論!
『はるか ワケあり転校生の7ヵ月』 7月28日発売!(税込み799円=本体740円+税)
店頭では売切れはじめています。ネット通販で少し残っています。星雲書房に直接注文していただくのが確実です。
『まどか 乃木坂学院高校演劇部物語』
青雲書房より発売中。大橋むつおの最新小説!
△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
ラノベとして読んでアハハと笑い、ホロリと泣いて、気が付けば演劇部のマネジメントが身に付く! 著者、大橋むつおの高校演劇45年の経験からうまれた、分類不可能な新型高校演劇入門ノベルシリーズと戯曲!
ネット通販ではアマゾン(完売)や楽天があります。青雲書房に直接ご注文頂ければ下記の定価でお求めいただけます。
青雲書房直接お申し込みは、下記のお電話かウェブでどうぞ。送料無料。送金は着荷後、同封の〒振替え用紙をご利用ください。
お申込の際は住所・お名前・電話番号をお忘れなく。
青雲書房。 mail:seiun39@k5.dion.ne.jp ℡:03-6677-4351
『トランスフォーマー/ロストエイジ』
これは悪友の映画評論家・滝川浩一が個人的に身内に流している映画評ですが、もったいないので転載したものです。
アクションは、そらぁ見事なもんで、思いっきり食い足りなかったシリーズ第一作とは天地の開きです。
殊に、戦闘でもつれ合うと、どちらがオートボットでどちらがディセプティコンか判然としない場面が有りましたが、前作くらいからデザインを判りやすく分けてあるので、そういう錯誤もありません。
頭空っぽにして、いらん事は考えず、ただただお楽しみ下さいませ。お薦めいたします。
で、ここからは私の私的小理屈であります。本作から、シャイア・ラブーフが外れて、マーク・ウォールバーグが人間の主役です。なんでシャイアが外れたのか、一切説明っちゅか情報はありませんが、作品のイメージを変えるってのは言い訳で、この所のシャイアの御乱行が祟ったんじゃないですかねぇ。
このシリーズ、シャイアの恋人役が、暴言吐いて降ろされたり、なぁんかキャストにケチがつきますなぁ。間違いなく次回作が有りますから、今回キャストの皆様、くれぐれもご注意されたしであります。
リメイクではなく、リブートで、人間キャスト総入れ替え。しかし、前作から3年後設定なので、ドラマ構成が難しい所ながら、その点は上手く作ってあります。マーク演じるオヤジは果敢に戦闘にくわわりますが、シャイアのように単に無謀ではなく、動機も武器もちゃんと用意……し・か・し~~、ロボと人間の圧倒的なエネルギー差からして、あんなシーンに飛び込んだら瞬殺でミンチやなぁってのは今回も感じました。飛んできた小石一個が当たっただけでお陀仏でありますわ。まぁ、これを言い出すと映画にならんので禁句ですがね。
それと、ストーリーそのものに唐突で乱暴な所が散見、これはマークと娘のエピソードに時間を割いたので編集上の都合でしょう。なんせ2時間45分ですからこれ以上長くは出来なかったでしょうからね。最後に、こらど~~でもよろしおまんねんけど。本作、中国にえらい気イ使ってます。ラストの戦場が香港で、「香港は政府(北京)が守る」っちゅう政府高官が登場、「ジェット機で攻撃する!」
とぶち上げる。どこの基地から上がったのか知りませんが、待てど暮らせど飛んできませんけどね。
エレベーターに乗り合わせただけの兄ちゃんがえらい強かったり……。
大作映画の場合、国内版以外にインターナショナルバージョンを用意しますが、本作にはもう一つ、中国バージョンがあります。 さぞかし、解放軍が活躍するんでしょうなぁ。人海戦術だとか言って、人民の海でディセプティコンを飲み込んだりして……アハハハ ハリウッドは政治に敏感で、政府が中国に秋波を送っているとなると、恥も外聞もなく摺りよります。ずっと敵対していた筈が、経済的に有効となると、政治的に何ら変化も無いのに百年前から友好国みたいな雰囲気です。
これの一発目は、ディズニーが「ムーラン」なんてなアニメを作った辺りです。
まあ、ええんですけどね、なんかしらけます。とは言え……です、中国の映画鑑賞人口は日本を抜いて、アメリカに次いで世界二位に成
ると言われています。本作は米中同時公開され、アメリカで1億7千万$売り上げに対して2億2千万$の売り上げ、こらぁゴマの一つもすらんとあきませんわなぁ。
と、まぁ、ど~~でもええ小ネタでございました。おっと、忘れておりました。今日は久し振りに3Dを見ました。結論から言って、まぁまぁの出来で頭痛もしなかったのですが、映画の始めの方ではこれ見よがしに浮き上がる画面が気色悪いし、若干のブレも感じる、一番奥の背景が書き割りのように見えてしまう。ただ、見ている内に気にならなくなる……のではありますが、どうやらカラクリがありそうです。所々で3Dメガネを外して見るのですが、外すと当然ダブった映像が見える訳ですが、そのダブり具合が段々緩く成っているように見えます。映像の飛び出し加減で製作費に差が付くもんでも無いと思います。 ちゅう事は、やはり極端に飛び出す映像は不自然だという判断が製作側にもあって、見慣れると自然に見えるんだと観客に錯覚させる工夫(ワザワザ)がされてるんですね、なんのこっちゃら。
てな訳で、やっぱり3Dはまだまだの技術です!と結論いたします。こんなもんで別料金盗るんやないわい〓〓〓 映画は2Dで充分であります。これ結論!
『はるか ワケあり転校生の7ヵ月』 7月28日発売!(税込み799円=本体740円+税)
店頭では売切れはじめています。ネット通販で少し残っています。星雲書房に直接注文していただくのが確実です。
『まどか 乃木坂学院高校演劇部物語』
青雲書房より発売中。大橋むつおの最新小説!
△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
ラノベとして読んでアハハと笑い、ホロリと泣いて、気が付けば演劇部のマネジメントが身に付く! 著者、大橋むつおの高校演劇45年の経験からうまれた、分類不可能な新型高校演劇入門ノベルシリーズと戯曲!
ネット通販ではアマゾン(完売)や楽天があります。青雲書房に直接ご注文頂ければ下記の定価でお求めいただけます。
青雲書房直接お申し込みは、下記のお電話かウェブでどうぞ。送料無料。送金は着荷後、同封の〒振替え用紙をご利用ください。
お申込の際は住所・お名前・電話番号をお忘れなく。
青雲書房。 mail:seiun39@k5.dion.ne.jp ℡:03-6677-4351