KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★Hawaii カウアイ島の輝き

2007年02月10日 | KAORUの好きなものギャラリー
               【空からみたカウアイ島】

1月の半ばのお昼すぎ、
すごく新鮮で安くておいしい回転寿司屋さんで
1時間待ちをしていた時のこと。
トイレから出たら着信履歴に気がついた。

「カウアイ島のイベントに参加しない?
1月27・28日だからもう何日もないけれど、
今ならまだ格安航空券も間に合うかも!」
というお誘いの電話だった。

2日間とも予定がバッチリと入っていたが
みなさんの了解を頂き、他の日にずらしてもらい
無事にハワイへと旅立つことができたのだった。

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海外でのイベントは今回で3回目。

あらためて思うのは、悩みや思いに本当に国境も
人種も関係ないのだ、ということを実感する。

「夫はすごく大切だけれど、でも今気になる人がいるの。
いけないことよね。どうしたらいいかしら?」とか
「今の仕事を続けて行っていいのかしら?私の使命とか課題は?」
「将来、ステキな人は現れる?」などなど、
日本でも、ごくごく普通の質問が次々と寄せられる。

導き出される返答に納得したり、うなずいたり、
時に涙する様子はアメリカ人だから、とか
肌の色がこうだから、ということはいっさい関係がなく、
私たち人間が共通のテーマや課題に取り組んでいることを
目の当たりにしていく貴重な機会なのだ。


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そんな、2日間の中でのできごと。

トイレに入って、化粧直しをしていたら
赤ちゃんのオムツを換えているお母さんがいた。
私と目が合うと、にっこりと笑って
「今から私もトイレに入りたいから、この子を見ていてくれる?」
というと、あっという間にそのまま個室に入ってしまった。

突然託された、まだようやく首が座ったばかりの
小さな小さな赤ちゃん。

戸惑いながらもなんだか嬉しくて、
そして懐かしくて、小さい手を握りながらあやしていた。

ほどなくして、お母さんが戻ってくると
「あら?あなたもBABYがいるの?」と聞かれ、
「う~ん、もうBABYじゃないけどいるわ。
もうすぐ16才だもの。私よりずっと背が高いのよ」と
出来る限りの英語で会話した。
(「ときどきカップルとかきょうだいに間違われるの」
という英語は、うまく通じなかった・・・。
もっと勉強して、もっともっとしゃべれるようになりたい

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たくさんの国の人が住んでいるとはいえ、
いきなり英語も満足に話せないアジア人に
赤ちゃんを託してしまうなんて、本当に驚いた。

毎日のように悲しいニュースばかりを
流され続ける昨今の日本人は、「平和」な国のはずなのに
もう誰を信じてよいのか、すっかりわからなくなってしまった。
子育てをしていた15年ほど前を振り返ってみると
やはり今ほど神経質になっていなかったが、
それでも見ず知らずの人に子どもを預けて
トイレに入る勇気はなかったような気がする。

ハワイの中でも、まだまだローカルで
穏やかな雰囲気のカウアイ島ならではなんだと
思うとうらやましく思えたし、一体いつから日本は
そんな風になってしまったのか、ちょっぴり淋しくもあった。


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今回のできごとを、今週の英会話の授業で
イギリス人の先生に話してみた。

「やっぱりカウアイ島はのんびりしているね」という
答えをなんとなく想像していたのだ。
すると、予想に反して
「それってすごくナチュラルなことだよ。
だって、トイレの中でしょ?女性だけでしょ?
トイレに入るお母さんをみんな助けるのが普通だよ!」と
ニコニコ顔で言われると、
え?ハワイでもイギリスでも普通のことなんだ・・・と
すごくショックだった。欧米よりも治安は良いと思われていた
日本が、実はどこよりも知らず知らずのうちに不安の社会に
すっかり、どっぷりと染まっていたのだ。

このまま、日本の将来はどうなるんだろう?
子どもたちが安全に安心に暮らしていける社会を築くことが
できるのだろうか?と、誰もが自分自身の人生を考えつつも、
自分たちの国の先行きも同様に案じてしまうことだろう。

何かの歯車が違ってきてしまった
今日この頃の日本。

海外に出てみることで本当に今、私がヒーラーとして
できることを精一杯やってみたいという気持ちになる。

カウアイ島ののんびりと、ゆったりとした輝きで、
私のまだまだ眠っていた底力のような、
自覚していないパワーを揺り起こしてくれたようである。






















コメント (1)
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