KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★マルタ島へ。旅のはじまり

2009年09月15日 | 旅の物語
         【日本では売ってない、大好きなLAVAZZAのコーヒー・】

旅のチャンスはいつも意外と突然やってくる。

今年はどこにも海外旅行に行ってない・・・。

ねぇ、誰か一緒に行かない?一緒に行く人募集してるの。
と、気のおけない家族や友人たちに
声をかけていたのだが、
他にも行く予定があるから。とか、
お金がないから。とか、
休みがないから。とかの理由でみんな断られてしまっていた。

どうしようかな。今年はあきらめるかな…。
それとも去年の台湾一人旅みたいに
温泉、エステ三昧ののんびり気まま旅でも
しようかな。と思ったり。

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そうそう。

去年の春に突然思い立って、
1週間後には、台湾に降り立っていた私は、
我ながらすごい旅だった。

唇の荒れがひどく体調もずっと悪くて
なんだか疲れきっていた。

体もバリバリに凝っていて
3日間整体に通い、集中的に治療してもらった。

体をほぐしながら整体師さんが、
このまま頑張ると入院ってことにも
なっちゃいますよ!いいお湯につかると
唇も治るかもしれませんよ。
思い切って1週間休んだらどうですか?と言う。

そんなには休めないわ。と言ったら、
じゃあ1日でもいいんで、のんびりと過ごして下さい。と
ずいぶんと極端なアドバイスをするのである。

え?1日?それなら休んでるけど・・・。
1日じゃ意味ない気がする。
でも1週間はな~。
あ!なら間とって2日~3日ぐらいならなんとかなるかも!

と、近場の温泉地を探し始めた。
伊豆、箱根、草津、日光・・・。

すると妹のNAOKOがお姉ちゃん、せっかくだったら
海外に行っておいでよ!思い切って離れた方がいいよ。
と海外一人旅をすすめてくれた。

韓国、香港、北京、上海、グァム・・・。

3~4日で行ける近場の海外で温泉のあるところ。
ちょうどマイレージで行けるぐらいポイントがたまっていた。

最終的に温泉地のある台湾に決めたのが
出発1週間前。

ひとまず、往復の飛行機だけは
ネットで予約をして、そしてそのまま4日間の出張に
出かけることになってしまった。

出張先で、1泊目の宿だけはHPで検索しながら
ネットで決めて予約の手続きを終えて
東京へと戻ったのが、出発2日前のこと。

2泊目と3泊目のホテルがまだ決められず
前日となってしまった。

あれこれ迷っているうちに
時間だけが過ぎて、もう本当に決めなきゃヤバイ!と
思ってNAOKOに泣きついたのが、
夕方6時を過ぎてからだった。

もう、どこの旅行会社も閉まっていた。

彼女は、怒ることもあきれることもなく、
アメリカの旅行会社に電話してくれたり、
台湾のホテルに直接予約の電話を入れてくれたり
FAXを送ってくれて、ようやく落ち着いたのが
夜の9時過ぎだった。

場所はココだからね!とホテル名と住所と電話番号の
書いてあるプリントアウトの紙だけを1枚だけ、
ペラっと渡してくれた。

そして以前、自分が行った時に買った
台湾のガイドブックと台湾の温泉紹介の本を
これもどうぞ!と手渡してくれたのだった。

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そして、翌日。


成田から台北へ向かう飛行機の中で
ようやっとガイドブックを開いたのだった。

私が2泊目と3泊目に泊まる温泉地は
「北投(ぺいとう)温泉」よね。
MRTという電車に乗るのね。なるほど。

というように、ざっと目を通しているうちに
眠たくなって、ウトウトと眠りについた。

そして、あっという間に台北に到着。

空港に降り立って、
出国手続きを順調に済ませたところで、
ハタと気がついた。

あっ!!!ガイドブック、シートポケットに忘れてきた!

慌てて案内所に駆け寄って調べてもらったのだが、
そっけない態度で、ない。という。

もう、しょうがいないか。

なんとかなるかしら?
日本語だって通じるしね!

そういう時の私は、意外とすぐに立ち直る。

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台北までのホテルは順調に、迷うことなく
バスに乗って着いたし、
故宮博物館も台湾式マッサージも
ナイトマーケットも全部満喫した。

もちろん、ガイドブックは手元にないから
ひたすら日本語と英語を使って聞きまくる。
どうやって行くの?
オススメの料理は何?ココに書いて!と
お願いすると快く教えてくれる。

そしてよく、
ニコニコと台湾語で話しかけられた。

「私は日本人なの。一人旅なの。」
と答えると、多くの台湾の人たちが
ビックリしていた。

本当に一人で来たの?
怖くないの?大丈夫なの?

みんな絶句するのである。

あれ?そんなに危険なところをウロウロしてるのかしら?

それとも観光客が来ないところなのかな?
と思いつつ、昼夜問わず気の赴くままに
街を散策し続けた。

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2日目になっていよいよ北投温泉へ。

まずはホテルにチェックインするために
荷物を持ってMRTに乗った。
ガイドブックがなくても、「北投温泉駅」と
漢字で書いてある駅があるから一目瞭然。


迷うことなく駅に降りて、
改札を出てから気がついた。

あれ?そういえばペラっと渡された紙、
住所しか書いてなかった。

駅名は???地図は???


慌てて駅員さんに聞いてみた。

すると、通じないのである。
日本語も、英語も。

これはさすがの私も青ざめた。

けれど、優しい駅員さんは
紙に書いてあった電話番号を見つけ
ホテルへ電話をしてくれたのだった。

そして「HELLO!」とフロントの人が
英語で説明してくれた。

その駅じゃないから、ひと駅戻ってこい。
駅から改札を出たら「ロイヤルホスト」が見えるから・・・
と道順を案内してくれるのだが、
英会話はもちろん、ヒヤリングもいまいち自信のない私は
なんとなく、イメージで聞くしかない。

もし、途中で道を聞こうにも
海外の公衆電話って
いつもあまりうまくかけられたためしがない。

でも、なんとか無事にたどり着き、
北投温泉では100年前からあるという
今にも崩れそうな現地の人しか入らない
銭湯「瀧乃湯」に入ってきた。

ガンや病気を治すことで有名な
秋田の玉川温泉というラジウム温泉
があるのだそうだが、この「瀧乃湯」の
お湯はその何倍ものラジウムを含んでいて、
あまり長湯をすると湯あたりするほど強力なのだという。


その他にもあるいくつかの
スパや温泉を楽しみながら
飲茶をたらふく平らげてきたり、
ドキドキハラハラしながら
楽しんできたら、
日ごろの疲れもすっきりを吹っ飛んでいた。

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そんな、アドベンチャー一人旅を
またまた今年、実行することになった。

場所はイタリアの下に位置する
マルタ共和国。

目的は、語学留学。


一度はずっとしてみたいと思っていた。

今月の始めに思い立って、
先週申し込み、来週の土曜日に出発する、
またまた緊急一人旅である。

ありがたいことに、
息子は、
「ほ~!またパッと決めたね~。
いいね!パッと行って、パッと帰っておいで。
オレとコロは仲良く待ってるからさ。」と言ってくれた。

母は、
「いいじゃない!行ってらっしゃい!
気分転換して、リフレッシュしてきたらいいわ!」と言ってくれる。


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今回の私の人生のキーワードは、
「枠にとらわれずに、自由に生きる」

それを、実現できるのも
私のよき理解者となり、協力者となり
サポーターとなってくれている家族や
周囲の温かい応援があってこそ。

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今度のマルタ島では、
どんな出来事に遭遇するやらお楽しみに。

ちなみに、マルタ共和国は
イギリス領だったそうで、公用語は英語とマルタ語。

イタリア人、スペイン人、アラブ人などの
たくさんの人種がいるのだとか。

10日間だから、そんなにペラペラには
なれないと思うけれど、
宿題もたくさん出るんだって。

久々に英語の辞書片手に、
一生懸命勉強してこよう

ホームステイは初めての経験。


たくさんのお友だちを作ってこよ~っと。

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そんなわけで、9月26日(日)~10月5日(月)まで
日本を留守にします。

どうぞよろしくお願いします























コメント (6)
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