KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★好きなことだけ。いいものだけ。

2010年02月11日 | KAORUの好きなものギャラリー
               【オリーブオイルとバルサミコ酢】

とりわけグルメ、というわけでもない。

食にすごくこだわっている、というわけでもない。

かといって、
口に入ればなんでもイイというのでもない。


グルメ本をチェックすることもないし、
うまいもの特集を見ていそいそとでかけたりもしないし、
あらかじめ、評判のよいお店を下調べして旅にでることもない。


ただ、おいしいものを食べると豊かな気分になれるし、
その土地ならではの食文化に触れるのはとても興味深い。

そこでしか食べることのできないごはんは、
いつまでも記憶に残る。


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山形だったら、冷たい「鶏そば」

鶏肉と、透明感のあるツユが絶品である。

おみやげには、「さくらんぼの梅づけ」
梅干味なのに、さくらんぼのほんのりした甘さがご飯に合う。



札幌は、いっぱいあるけど渋いところで「タチ」

白子のことをタチと呼んでいるのだそう。
おすしもおいしいし、この前のタチの天ぷら、
外がさくっとしていて中がとろっとしていて、超美味だった~♪


名古屋は、「ひつまぶし」
3度ぐらいに分けていろんな食べ方をする。
最後にお茶漬けにする食べ方がおもしろい。
わさびとダシが意外と良く合う。

おみやげに凝っているのが「わらびういろう」
わらびもちじゃないし、今までのういろうともちょっと違う。
黒みつときなこをかけて食べる。


北九州は「おでん」がおいしかったな。
屋台の春菊のおでん。
注文受けてからさっとゆがくのは、後にも先にも小倉だけ。


地元の人に連れて行ってもらうのが一番おいしい。


東京は、なんでもあるようだけど、
じゃあコレっていうのがなかなかないし、
誰か来たときに、東京ならではの味だから
ゼッタイ連れて行きたい!って
思う味はあんまりないかも。
どこもそれなりにきちんとおいしいんだけれど。

もちろん、テレビに紹介されているお店はいっぱいあるし
名店や老舗もひしめきあっているのだけれど、
おしゃれで、雰囲気のいいお店は知ってても
味に自信あり!っていうところはまだ開拓中である。

味じゃないけど、
都内はオープンカフェスタイルがオススメ。

表でコーヒーや食事をする店が増えた。
ストーブやひざ掛けを用意してあって、
多少寒くても、テラスや庭で外の風にあたりながら
開放感にあふれて食事を楽しむ。

東京はビルだらけだけど、
上手に空や景色をとりこんでるよね!
オープンカフェは寒い地域では考えられないよ。
ここならではだね、と言われたことがある。

欧米では、ごく普通のスタイルだが
日本では、外でご飯を食べられるところってたしかに
昔は季節ものやアウトドアの
ビヤガーデンとか屋台とか、バーベキューだけだった。
しかも、ファミリーとかサラリーマンの居場所だったけど
ここ数年、通年でカップルや女性たちにも
その場が広がってきた感じだ。

欧米のスタイルが
日本の文化としても定着していくのかもしれない。


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去年の秋に訪れたMALTAは、
ほとんどがイタリア料理に近くてパスタが多かった。
でも代表料理のひとつに「ウサギ料理」があって
せっかくだからチャレンジしてみた。

最初はやっぱり抵抗があったけど
口にしてみるとトマトソースの煮込みはチキンに似た味。

想像すると、なんだか躊躇してしまうが、
形がないと、食べれてしまうものである。


静岡に行った時、
マルタでウサギ料理を食べた話をしたら、
静岡県人たちはいっせいに

「え~!!!ウサギ!」と叫んだので
「でも、静岡の人たちがイルカ食べるって聞いたら
みんなもっとビックリするわよ♪」と言うと、

「え??? イルカ? なんで?」ときょとんとしている。


そう、最近知ったのだが
静岡では昔からイルカが食卓にのぼるそうなのだ。

スーパーでも普通にパックされて売られている。

味は、味噌としょうがで煮込むんだとか。

「今日、イルカ食べる?」と普通に会話される
伝統料理なのだそう。

気がついたらそこにあった、という
シンプルな理由だから、それが当たり前なのだ。


同じ日本でも、まだまだ知らないことってたくさんある。

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どんな動物ならよくて、どれはダメとか
いまここで個人的な見解はない。

それは、国や時代や宗教などの決まりなどによって
大きな差があるし、味覚も思想もさまざまだから
答えはないし、ひとつに絞り込むことはできない。


ストイックに追い詰めて禁止するのも
なんだかヘンな傾きを生じるような気がする。


なぜなら、人間は霞だけでは生きていけないように
プログラムされているからだ。

何かの命を取り込まないと
先に進めないようにできているのだ。
それは動物でなくても、植物であっても命が
あることには変わりがない。

動物には感情があって、植物にはぜったい感情はない、と
いいきれるだろうか?
お花はいい音楽を聞かせたり、
話しかけると長く咲いたりすると聞いたこともある。

いずれにせよ、
私たちは命をつなぎながら
生きていく存在であることは
まぎれもない事実で悲しむことでも
辛い現実でもない。

だから、拒否する必要もないし
とはいえ、あたりまえだとあぐらをかくように
おろそかにしたり粗末にするのもやっぱり何がが違う。


どうせだったら、
そんな運命だったら、
楽しんだほうがずっといい。


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大酒飲みがあるとき、利き酒になったり、
大食漢があるとき、グルメになることもあるように
とにかく一定量をこなすと、
あるとき「質」に転換することがあるのだそうだ。

最初から質だけにこだわることなく
伸び伸びとバンバンやる。

数をこなしていくと、
やがて良質な本物になってくる。

だから、たくさんのことを知っておいたほうがいい。
いっぱい経験しておいたほうがいい。

よく知らない人ほど最初から
これはありえない、なんて決めつけたがることも多い。

豊富は知識と体験を持っている人ほど
これもありだよね、と受け入れるキャパシティが大きい。



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戦後から2009年までは
「産めよ、増やせよ」の時代だったのだという。
店舗拡大、売上げ前年度比アップ。
伸びないところは存在意味がない。 

そんな時代背景だった。

2009年は、今までの価値観や今までのものが
崩れた歴史的な年と言われているのだそうだ。
これは、世界的、経済的に見てもそう表現されているらしい。


そして、2010年。

本当にいいものを少しだけ。
価値のあるもの、好きなことだけ。

そんな新しい時代が始まったのだそうだ。

嘘は通用しない。
ごまかしも、虚飾も、もはや何の役にも立たない。

厳しいけれど、
希望に満ちた時代の幕開け。


好奇心と冒険心と勇気をたずさえて
好きなものをたくさん作りたい。
たくさんの大好きな中から、
本当の本物を見つけよう
































コメント (2)
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