KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★屋久島・森の真珠

2010年10月04日 | 旅の物語
親孝行のつもりだったのに、
すっかりこちらが屋久島に癒されている真っ最中。



地からとどろくような、荘厳な雷の音。

優しい雨音。

自由に風そよぐ山と海。

満天の星。

空と海の境がわからなくなるほどの風景。



3000年の時を刻み続ける「紀元杉」の
圧倒的な生命力の力強さ。

妹のMIDORIが
「ここでは木が枯れるとか、
生きるとか関係ないんだね。
みんなおんなじなんだね。」と
朽ち果て苔むした巨木の根っこが大きな岩の上に乗り、
川の流れに身を任せている姿を見て
ポロっとつぶやいていた。

「きっと人間もおんなじね。」


そう、私も同じ思い。

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ある時、なくなったお父さまからのメッセージを伝えていた。

すると、最後にお母さまからのメッセージも一緒に
入りこんで伝えると、

「そうそう、いつもお母さんそれが口ぐせよ~!
やっぱりそんな風に思ってたのね!」なんて
大笑いしてセッションが終了して、
通常の会話に戻ってみてびっくりした。


お母さまはまだご健在だという。


メッセージは、その辺りのことは
関係ない内容だったから、
そのまま何の問題もなく終えたのだが、

内心は本当にびっくりしていた。


なくなった人と生きている人の
リーディングする感触というか感覚というか、
手応えの境が
まったくなかったことだ。

肉体があるかないかの差だけで、
誰かを思い、愛を送る気持ちは
変わらないことを実感した瞬間だった。

そしてやっぱり魂は生き続けていくことも
さらに確信していけるようになった。


樹や、海と空…地球と宇宙も
同じように人間も、
その垣根や境や枠を
ひとつずつ、少しずつ取り外ししていくことで、

本来の自分に気づき、取り戻し、
さらに次なる扉を開いていけるのだろう、
と思うのである。


屋久島のエネルギッシュな
躍動感は、
聞きしに勝るすごさ。

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太古の森に、ひっそりと輝く真珠は
決して永遠の輝きを誇る
希少価値のある高価な宝石ではなく、

森のひと雫として、
やがて大地に帰っていく
苔の先端にたまる一滴。

「いま、この瞬間」だからこそ
最高の美しさとそのみずみずしい命を謳歌している。

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