クリスマスはイタリアンスタイルのクリスマスホームパーティー♪
Maria の息子ジョニーと
お友だちのシェフ、アダムが作ってくれた
クリスマスのためのごはん。
イタリアンたちはゆっくりゆっくり時間をかけてごはんを楽しむスタイル。
午後3時頃からアペタイザーとプロセッコ
(イタリアのスパークリングワイン)でスタート。
ブルーチーズ、カマンベール、ペッパーのペコリーノの
チーズ三種にプロシュートなどの
ハム数種の盛り合わせにブルスケッタ。
さすがシェフたちが選ぶチーズ。
それほど詳しくない私でも
止まらないほどの美味しさ。
料理を作る人もホスト側もおしゃべりしながら、食べたり、飲んだり、
Leo のベースの演奏を聴いたりしながらほどなくすると
材料をボールに入れて何かを混ぜ始めるジョニー。
噂には前から聞いていた、
ジョニーお得意の手打ち生パスタ!
ついに食べれらる日が来た☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
とテンションアップ!
しかも大好きなフンギポルチーニ入り。
またリビングに戻って
アペタイザーをつまみながらおしゃべり。
しばらくして忘れた頃にまたキッチンに戻り、
パスタマシンでクルクルと伸ばして
アダムが受け取ると端っこを落とし
四角に切って粉を打ち重ねていく。
ラザニアを作るの?それともこれから細く切るの?と
聞いたら「カネロニ」だよ!って
聞きなれない料理名が。
平たく長方形のパスタを
野菜入りのひき肉で棒状に巻いて
お皿に並べてバターと小麦粉、ミルクで作った
タイムのフレッシュハーブ入り
手作りベシャメルソースをかけて
オープンで焼いたもの。
じっくり時間をかけて丁寧に作った
ベシャメルソースにタイムの香りが
ほんわりと広がって優しく上品な味。
さすがシェフ!
そしてメインディッシュは
ラム肉を王冠状の形にまとめて
専用のスパイスで焼いた「クラウン ラム」
これはイタリアのクリスマスで食べるの?と聞いたら、
ん〜、これはどこから来たか知らない、と
みんな言っていたので
アメリカン料理なのかわからないけど
クリスマスといえばチキン、と
思っていた私にはとても新鮮。
付け合わせはマッシュポテトと
温野菜のタイムとオリーブオイル焼き。
メインディッシュの後は、ワインとチーズ。
これが正統派イタリアンディナーなんだとか。
(フランスも同様らしく、
そういえば聞いたことはあるような
ホテルのよっぽどの高級店で
数回そんな経験があったようななかったような。)
食後のチーズはレッドカウ(赤毛牛)のパルメジャーノ。
↑お皿の上じゃなくてテーブルクロスの上に
直接乗せていたので、マネしてみた
↑マンハッタンの夜景をバックに
テーブルセッティングもステキ♪
デザートはマリアのアーモンドケーキ。
リサさんのバナナブレッド。
そしてソルトキャラメル味のアイスクリーム。
日本のカラフルで華やかでゴージャスな
クリスマスケーキとは正反対の
茶色だけのシンプルなデザートたち。
食べ終えると、夜の10時過ぎ。
アペタイザーから7時間が経過していた。
このイタリアン方式の
ゆっくり時間をかけて食べるごはんを
これまで幾度となくこのファミリーとご一緒するたびに、
なんてゆったりと心豊かに
素敵に過ごせるのだろう。と毎回思う。
そして、これまでなんと日々せわしなく
食事をかきこんでいたのだろう、と
思わずはっとする。
もしくは、おしゃべりに夢中になり過ぎて
ちゃんと味わっていなかったり。
まだおしゃべりに夢中になるほど
会話に入っていけない私は
なにを話しているのかすら大体しかわからず(笑)
ただひたすら彼らの楽しそうな話に
耳を傾けているだけだけど
いつか絶対みんなの輪の中にはいろう♪
そう心に決めながら、
それでも言葉や文化の壁を越えた向こう側にあるファミリーたちやその友だちたちの
温かな優しさこそが
私にとっての煌めくような時間。