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KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★ミシンの時間

2019年05月17日 | Time in ニューヨーク


で〜きた〜❣️
前から作りたいと思っていたミシンカバー‼️

あっという間に完成〜〜〜(๑>◡<๑)ノ💖✨

本当は新しいミシンを買おうと思っていたんだけど、
マリアが数回しか使ったことないから
いつでも私のを使ってって。



でも借りたモノだと、
もし壊したりしたら結局買って
返さないといけなくなったりするから、
大丈夫、自分で買うわ、と幾度となく
断わっていたら、ついに、あげる!ってくれた✨

けれど、カバーがなくてテーブルの上に
そのまま放置すること数ヶ月。
日本から戻ってきたらやっぱりホコリが…。



そして、3月の出発前には
マリアから大切なものを託されていた。

日本製の浴衣だった。
あちらこちらが切れたり
袂(たもと)も襟元もほつれたり
特に脇の方には30センチほど真横に
一直線に裂けてビリビリ。

ある意味、ボロボロ状態。

これ、直るかしら?
とても好きで良く着ていたの。
(息子の)ジョニーの陣痛が始まって
病院に行く時もこれを着ていたのよ。
思い出の品なの。


ジョニーが産まれる時、って
30年近く前からこのMade in Japan と書かれた
浴衣がどうしてマリアの手元にあったのか
いきさつはまだ知らない。

けれど、長い年月を経て
日本人である私に修理を
頼むことになるなんて、なんという偶然
というかお計らいなんだろうか。

浴衣の構造を知らない人には
どこをどう繋ぎ合せたらいいのか
わからないほどのダメージだった。

本当は手縫いよね。
でも縫製はミシンだったから
ここは彼女のミシンを使って、と
できる限り丁寧に修復を試みた。



ミシンをかける時間、
さまざまな思い出が蘇る。

中学校の家庭科の授業で始めて
足踏みミシンをかけた時の緊張感。

大学の卒業制作で
ウェディングドレスを作った時のこと。

祖母が私たち三姉妹に手縫いで作ってくれた
浴衣の思い出。

夏の花火に祖母が作ってくれた
紫陽花の模様の浴衣を
母が着付けてくれた夏の日の記憶。

家に戻って浴衣のたたみ方を教えてくれて
四角く折りたたんで収納のための
“たとう紙”に見事に収まった時の驚き。

忘れていた記憶の糸が
ミシンを踏むたびポツリポツリと色鮮やか蘇り、目の前の生地に一緒に縫い込まれていく。

そして、マリアがこのニューヨークの地で
大きなおなかを抱えて、
新しい命を産み出す喜びと覚悟を胸に
この日本の浴衣を羽織っていたであろう瞬間を
想像してみたりしながら。

今日はマンハッタンでヨガの後
マリアのお家に届ける予定。

探し物をしていて
ごそごそとボックスをあけていたら
ずいぶん前に買ってそのままになっていた
リバーシブルのキルティングの生地を発見。
サイズもピッタリ‼️

浴衣の後、調子の良いミシンで
そのままミシンカバーが完成〜♪
マチ付きのポケットを付けて
説明書や小物類はここに収納できてバッチリ✨

ん〜、われながらいい感じに出来たー♪

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