KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★果物売り場でランチタイム

2021年02月22日 | Kaoru ♪の【New York 的スローライフ】
お天気が良く暖かな日曜日。

この間行った滝、Tanner’s falls に
もう一度行ってみようよ、
もっと凍っているかもよ!というので
買い物がてら再びあの滝へ。

このところ、毎晩少しずつ雪が降って
ここ数年で一番雪深いカントリーハウス。
巨大な氷の柱が滝の下に横たわっていて、
雪と氷柱の間から勢いよく
水が流れ落ちるさまはダイナミックな
冬の自然の風景。






ズボッと長靴がひざ丈まで入る雪道を
歩くのも気持ちいい。
これも歩く歩く、を心がけている
毎日の運動の1つ♪






そして、夜のロースィーツレッスンの
ための材料を買いに
スーパーマーケットに行くと、

I’m hungry!おなかすいた!
もう1時過ぎかぁ。ランチは何にする?

私はそんなにいらない。
ちょっと何かひと口ふた口あれば大丈夫。

じゃあ、あそこで何か買おう。

と小さめのカートを押して店内へ。

サンドイッチやパン、デリのコーナーを見ても
やっぱりSushi が良いらしい。

今やナンバーワンのヘルシーな
ファーストフードの地位を不動にしつつあるスシ。

江戸時代、働く庶民のための 

元祖ファーストフードは

時を越えて海を越え 、この国では

手軽に口に運べて温め不要、

しかも他のファーストフードに比べて

カロリーが控えめということも

人気の1つなのかもしれないが、


当の日本人たちが思っているよりも 

すっかり生活に浸透しているのには

驚いてしまうほど。


ここペンシルベニアのローカルな
スーパーでも入り口正面、
食品売り場の一番最初に堂々の
「Sushi 」と看板が掲げられた
コーナーがある。

日本ではあまり見かけないような
色の組み合わせ、それから海苔が内側
ごはんが外側の巻き寿司が主流。

玄米や黒米も人気なので白くないものも
多いし、スパイシーツナなど
生のマグロのタタキ?細かくしたの、
なんていうのか出てこない、それに
スパイシーマヨネーズが和えてあるものが
おいなりさんにのっていたりと、
大人気のスシはもうすでに
私たち日本人の手を離れて
すっかり独自のワールドを築き始めている。

けれど、その多くは日本のお米じゃない。
あるいは炊き方が違うのか、
粒が立ってナイ。乾き気味なのに
なぜかベチョっといているすし飯。

だから、なかなか買う勇気がない。
それなら自分で作った方がずっと美味しいから、と
そうそう買うこともないけれど、
リオは大好き。マリアもしょっちゅう
買っていてやはりここでの定着ぶりを
感じることも多いのだが、

私はそれならアーモンドクロワッサンを
食べた方がよっぽど美味しい。
ほんのり甘いアーモンドペーストが
クロワッサン生地に練り込まれていたり
中に入っていて、サクサク♪
すっかりハマっている。
かなりあちこちのものを
食べ比べている真っ最中。

スシで残念な思いをするくらいなら
ハズレのないこちらの方がずっとイイ。

けれど、ここの巻き寿司は
なぜか違っていた。
日本人はもちろんの事
およそアジア人など見かけたことのない
この地域でなぜこんなにすし飯が
本格的なのか不思議なほど、
玄米酢めしでもバッチリ。

そこがクリア出来れば中の具材は
なんとでもなる、そんな気分だ。
だから、私的に合格!のレベル。

そして、フルーツ売り場で
このネクタリンの袋はいくらなのか
店員さんに聞いている間に、

コレにしたよ、と大事そうに
オレンジ色のマヨネーズのかかったパックと
割り箸を2膳、しょう油のパックを
手にしてやってきて
カートの上段部にそっと置いた。

するとおもむろにパックを開け始め、
わさびがこれしか入ってないよ!と
言いながらしょう油パックの切り口に
手をかける。






What are you doing ?
何してんの?お金払ったの?

まだだよ、食べてからレジで払うから。

え?ダメでしょ?大丈夫なの?

大丈夫だよ、なんで?
ちゃんと後で会計するから。

動揺するワタシに、盗むワケじゃないし、
ちゃんとレジでお金を払うから大丈夫。

そう言いながらパンっ!と慣れた手つきで箸を割り、
フルーツ売り場で立ち食い寿司よろしく、立ったままでランチタイム。

それでもまだ
ちょっと気持ちが落ち着かないまま、
あっけに取られている私に

食べる?おいしいよ、ハイ。あ〜ん。






えぇい!もうこうなったら、
郷にいれば郷に従っちゃえ!と
ムダな抵抗をやめた。

あ、ジンジャーもくれる?と
口を開けてガリを待つ。

別に誰も気に留める人もいない。

かくして、カラになったガリの残りが泳ぐ
パックをセルフレジに持っていき

ピッ!なんの問題もない。

ここは州ごとに法律や決まりが違うから
他のところはわからないが、
少なくともNYとペンシルベニアでは
これで大丈夫らしい。

それにしても、初体験のワタシは
かなりドキドキとスリリング。
でも自分ひとりの時にもできそうか、
と言われたらやっぱりまだ
その心の準備は出来ていない。






帰り道では青い冬の空に舞うように
翼を広げる「ボールドイーグル🦅 
白頭ワシ」を見かけた、それも2羽。

この国の象徴にもなっている希少種で、
ここペンシルベニアで見かけるのは
何回目か。これを見ると

縁起が良いような気がしてしまう、
私にとってここ最近のラッキーアイテム。






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