KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★クリスマスの夜に

2006年12月25日 | KAORUの好きなものギャラリー
                   【ルナリア】

サンタさんがいるって信じていたのは
何才までだったのか、思い出すことさえ忘れていた。

去年までのここ10年ほどはささやかながらも
クリスマスイブには、シャンメリーやローストチキン、
クリスマスケーキなどを用意してきたのだが、
高校生となった息子は、先月からいよいよ
アルバイトをはじめたため、そんな必要もなくなってしまった。

「一年で一番忙しい日なんだ、洗い場かな~」と
つぶやきながら、バイトに出かけていった。

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息子や姪っ子など、子どもと共に過ごす生活に
すっかり慣れていると、大人だけで過ごす
クリスマスイブは、なんとも白々として照れくさい。


母や妹たちと話す内容は結局不在の子どもらのことなのだ。

「サンタさんが実は母だったことを何才のときに打ち明けた?」
という話題で盛り上がった。

わが息子の場合。
小学校4年生ごろだったと思う。

クリスマス直後のある日の夜、私はベッドに呼ばれた。
「友達がね、サンタさんは本当はお父さんやお母さんなんだ、って
言うんだよ。ねぇ、ホントなの?本当のことを教えてよ」
と神妙な顔をして聞いてきた。

ついにきたか・・・。

いつかは来ると思っていたけれど。

一瞬のうちに本当のことを伝えよう、と判断をした。

「そうなの。今までお母さんがサンタさんのかわりに
プレゼントしていたのよ。」と短い言葉で伝えると
ポロポロと泣き出した。

「そうなんだ。ぼく知らなかったよ。
お母さん、ありがとう」とあふれる涙をぬぐっていた。

「…だからね、来年からはサンタさんのプレゼントは
もうこないよ。でもお母さんからのクリスマスプレゼント
は今まで通りあるからね!」と言うと
「うん。」と納得していた
・・・かに見えたが、翌年は何事もなかったように
「今年はサンタさんにお願いしたいものはね、」などと
言っていたのにはビックリした。

真実は知りたかったものの、プレゼントがひとつ減るのは
どうも不利だ、ということに気がついたらしい。

それでも中学校に上がってからは、
そのことは話題にもならず、クリスマスプレゼントは
どうしても欲しいものがあるから今すぐ買って!と
11月頃にはまるで前借りのように早めにねだられていた。
そうすると、クリスマス当日にはプレゼントがどうの、という
こともすっかりとなくなったのだった。

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でも妹MIDORIは、クリスマスのプレゼントには
まだ情熱とこだわりをもっていることがわかった。

今年短大生になったSAORIは中2まで本気で信じていたのだという。

でも、その中2のクリスマスイブの夜、
夜中まで起きる気力がなくて、12時過ぎに部屋に入ったら
「ママなの?サンタさんじゃなかったのね!
今まで私のことだましてたのね!」と詰め寄られ、
今でも心の傷になっているのだという。

喜ぶ顔が見たい一心で、あんなに一生懸命工夫してきたのに、
なんでドロボウみたいに責められなきゃならないの。
あ~、今思い出しても泣けてくるわ・・・。と呟いていた。
昔の笑い話、と思って聞いていたら、ホントにポロポロって
涙がこぼれていた。やだ、本当にショックだったの?
と聞いたら、うん、そりゃもう・・・。というのだ。


そして、現在中2の姪っ子AIRIは疑いながらも
まだ信じているらしい。
そして、ママではないことを証明したいために、
イブの日には部屋にカギをかけるのだという。
サンタさんは夜中の2時から5時くらいにくるらしいよ!
今日はゼッタイ起きているから!などと息まいているそうだ。

宅配やさんじゃないんだから、時間指定ではこないでしょ~、と
本人には言いながら、大人たちだけになると、
どうしよ・・・。そんなに起きていられないわ。
そんなことをしたら二度ともう来ないよってことにしようかしら?
などと策を練っていた。

今日はどんな朝を迎えたのだろう。


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そんな話をしながら、
サンタさんはいるって私は信じています、という
私の先輩の話を思い出していた。


う~ん、私はなぁ・・・。
だって実際にはプレゼント持ってこないしな~。

などと、すっかり古びた大人の概念をまとってしまって
いることに気がついた。

・・・だったのに、今朝方こんな夢を見た。
というか、ヒーラーになってからというもの、
ここ数ヶ月はいろいろなメッセージが夢というには
あまりにはっきりとした言葉で届くようになった。
いつもメモも枕元に置いて、わ~っと言葉が届くと
ひとまず寝ぼけながらも書き留めておく。

朝目が覚めて読み返すと、とうてい自分では
思いつかないようなメッセージが書かれてあって
驚くのだ。そんな不思議な体質になってしまったようだ。

そして、今朝の4時ごろには
「あなたの希望をひとつだけ言ってください」という
言葉が届いた。いつもは一方的なのに、
今日は初めて問いかけてきた。

一瞬、あれこれと迷いながらもひとつだけ口に出してみた。

すると、しばらくしてから
「あなたの願い事は承認されました。
多くに人にとっても必要なことなので。
叶います。」という返事が返ってきた。

朝目覚めた瞬間、あれはどなただったんだろう?
いつもメッセージを下さる方とは違うみたいだし・・・。
と考えながら、もしかしたらサンタさん???なの?
と思ったのだった。

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今日の新聞には、クリスマスの日らしい
いつもの話題の記事がでていた。

あの有名な100年以上前の実話。

「サンタはいるんですか?」と新聞社に手紙を
送ったアメリカの女の子に記者が社説で
「大切なものは目に見えないものが多いが、
あなたの心に確かに存在するのですよ」と
回答したという。

その記事を改めて読むと、そうだよな。と
その深い意味に考えされられる。

愛も絆も信頼も、目で確認することができないし、
私が行っている「過去世リーディング」だって、
映像フィルムのような形でお見せできないけれど、
でも確かに存在した、とご本人が納得するのは
きっと魂がそう思っているからなのだろう。

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今年のクリスマスはまるで私自身が
子どもの頃のピュアな気持ちに戻ったような気分だ。

きっとサンタはいる、って思わずにはいられない
夢のメッセージに感謝しよう


















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