すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

トトロも気に入ってくれるといいな・木の実クッキー!

2014-08-29 | 季節

ちょと私の嬉しい話を聞いてくださいませ。

24日25日と東京に行ってきました。

東京での初日は、
著者の村井実氏を招いての合同読書会。

「誰もがよく生きようとしてる」という人間観を
教育界に投げかけ続けて50年の村井氏。

その村井氏の人間観に惹かれて読書会を作り、
村井氏の本を通して、
哲学、教育学、歴史を学び、
自分たちの日常の生活、仕事の現場に生かしてきて、
なんと、今年で10年。

私たちのような読書会が、東京にもあります。

毎月の読書会の後、
自分たちの学びを感想として書いて、
津のメンバーだけでなく、
村井氏や東京の読書会のメンバーにも送り、
やり取りを続けてきました。

そして、2年に一度を目安に先生をお招きして、
合同読書会を東京でしてきました。

そのために主婦である私たちは、
読書会の度に積み立てをし、
悠々と東京へ行くことができるのです。

2日目は、
三重テラス、ジブリ美術館(うちの生徒からのおすすめ!)
を楽しんできました。

でも、この日のために私たちは、自分たちで準備をしてきました。

物理的準備だけでなく、内的準備も。

日頃の進め方も全く違う読書会のメンバーが集まる場で、
共有できるテーマとは?
合同読書会でしたいことは、何なのか?
先生に直接お訊ねしたいことは、何なのか?
そのために一人一人が整理しておくとよいことは?

真面目にこのような準備をしていると、
どんな場からも学ぶことができるし、
自分への課題こそ見え、不満は残らない。

それを実感しました。

そして、
宿泊、交通、入館、お土産、録音・・・
様々な仕事も皆で相談し、
誰かが進んで引き受けてくれ、、
見事に全員参加の準備をしてくることができました。

誰かに強制されるわけでもなく、
こんなことができる私たちって、すごい!

10年の賜物を厚く、熱く、実感し、
「あり難い」の一言に尽きます。

こんな2日間のお土産を教室の生徒さんにも、
と思うのですが、いいものが見つからず・・・

結局、私に浮かんだものは、

「トトロも気に入ってくれるといいな・木の実クッキー!」

そう、自分で作ることにしたのです。

卵、バターは使わず、
「カキーン」と音がするほど硬いけど、
噛むほどに味がするクッキー。

この教室があったから、私は真剣に学んでこれたのです。

あらためて、感謝です。

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