頑固爺の言いたい放題

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外国で開催されるイベントでの日本語の広告

2018-11-18 10:02:09 | メモ帳

11月16~17日、フィギュアスケートのロシア大会の男子の部で、羽生結弦選手が優勝した。ご同慶である。

そのTV放送を見ていて、気になったことがある。それはリンクの周りのフェンスに表示されている日本語の広告だ。三井住友信託、アイフル、高須クリニック、SeikoKoseToyo Tiresなど、8割ぐらいは日本企業の宣伝広告だった。観客はほとんどがロシア人のはずだから、この広告は日本のTV視聴者を対象にしていることは言うまでもない。

この番組は視聴率が高いだろうし、視覚効果抜群でスポンサーがつきやすいことは想像できる。ロシア側も承知の上だろうが、これでは日本がロシアのスケート場を乗っ取ったようなものだ。

もしも、日本で開催されるイベントで、会場に展示される広告のほとんどがハングルによる韓国企業の宣伝だったら、われわれは腹立たしく感じるのではないか。ハングルに限らず、どんな外国語でも同じことだが・・・。

メージャーリーグの野球ゲームの実況放送で、野球場に展示された日本語の広告を見ることがあり、「そーか、あの広告は日本のTV視聴者を対象にしているのか。アメリカ人の観客をないがしろにして失礼だな」と感じる。

一つや二つならまだ許せるが、広告のほとんどが日本語(ローマ字含む)では、いくらなんでもやり過ぎだ。ロシア企業が高額の広告料を払いきれない結果だろうが、ロシア人に対する思いやりが欠けている。

バブルの頃、日本企業が米国の由緒ある不動産を買いまくって、エコノミックアニマルと蔑まれたことを想い出させる。仕掛人は日本の広告代理店だろう。電通だか博報堂だか知らぬが、節度を考えるべきである。