頑固爺の言いたい放題

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反日日本人の不思議

2018-11-30 10:15:39 | メモ帳

1129日の読売新聞は、歴史家の秦郁彦氏(85歳)が1999年に出版した自著の「慰安婦と戦場の性」に2015年の日韓慰安婦合意の件を書き加えて、英訳本を出版した、と報じた。

国際社会には「日本軍が韓国で20万人もの女性を拉致して、強制的に慰安婦にした」という虚言を信じている人々が数多くいるという現状を打開する上で、秦氏の努力を高く評価したい。まずは、本書を外国人特派員に読ませ、その内容を各国のマスコミに取り上げてもらうことを期待する。

読売新聞の記事は秦氏との対談形式になっており、その内容の重要な点を挙げておく。

(1)   慰安婦性奴隷説を発信している反日日本人は、中央大学名誉教授の吉見義明氏と弁護士の戸塚悦郎氏である。

(2)   吉見氏の主張は「かつての侵略戦争を反省し、慰安婦問題を解決していくことが、日本人の新たな自信と誇りにつながる」という信条に基づいており、慰安婦は性奴隷だったという前提に立っている。

(3)   「性奴隷」説を広めたのは戸塚弁護士。その著書には「国連の人権委員会に、慰安婦(Comfort Women)の呼び名を性奴隷(Sex Slaves)という用語に変えさせることに成功した」という自慢話が載っている。

 しかしながら、両氏の「性奴隷」説は、

(ⅰ)慰安婦が多額の収入を得ていたこと、

(ⅱ)騙された人もいたが、好待遇の募集に自発的に応じたケースが多かったこと、

(ⅲ)慰安所の生活において、レクレーションの機会が与えられていたこと

などから、成り立たないことは明白である。さらに強制連行を裏付ける証拠も発見されていない。

【頑固爺の疑問】

(1)両氏の主張の根拠はすでに崩れているにもかかわらず、自説を曲げないのはなぜか? なにか裏があるのではないか?

(2)戸塚氏は日本の代表として国連の人権問題委員会で発言しているが、彼の発言により日本の国益が著しく損なわれていることを日弁連が看過しているのはなぜか? 戸塚氏以外に人材はいないのか?

不思議な話である。