頑固爺の言いたい放題

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2000万円問題

2019-06-24 16:57:54 | メモ帳

昨日(623日)の産経新聞に曽野綾子氏の随筆が掲載されていた。要旨は、旦那さん(故三浦朱門)は買うものがなく、せいぜい下着程度だったとか、僅かな出費を嫌って鉄道一駅程度は歩いたとか、のエピソードをとりまぜ軽妙な筆致で、ライフスタイルは人さまざまという話にまとめてあった。 

“この論旨はどこかで聞いた話だな”と思ったら、安倍首相の談話とそっくりだということに気づいた。産経新聞は安倍首相を援護するために、そう言いそうな曽野氏に随筆の執筆を依頼したのだろう。

それで思い出したのが、私が十数年前、65歳になって米国年金局に年金受給を申請した時、担当官(黒人女性)に言われたこと。彼女は“年金だけでは生活できませんから、自分でなんとかしなさいよ”と言った。そんなことは百も承知だから、素直に“はい、わかりました”と答えた。

だから、今回の“貯蓄2千万円”の話題で野党が騒いだとき、私の反応は“アレッ、日本では年金だけでは生活できないことを受給者に言わないのかな?”だった。役人から言われようが、言われまいが、年金だけでは生活できないことはわかっている。金融庁は“貯蓄2千万円”などと余計なことを言うから、野党につけこまれることになった。

週刊誌情報なら、“ほう、そういう計算になるのかい”で終わりだが、官庁となるとそうはいかない。しっかりして頂戴ね!