最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

血圧と運動

2007-10-10 21:24:21 | くも膜下出血
私は、くも膜下出血になった後も、血圧が高めなのでずっと降圧剤を飲んでいる。
高血圧は生活習慣病の代表選手だが、
私は生活習慣については病前から優等生だった。
くも膜下出血の手術後、
 「お酒は飲まない、タバコは吸わない、太ってない、
  何か薬以外に出来ることはないのでしょうか?
  遺伝だからもうしょうがないのでしょうか?」
と言ったら、ドクターに、
 「運動をすることです。まずウォーキングから」
と言われた。
確かに、運動だけは定期的にやってなかった。でも、真夏のすごく暑い時期だったので、
 「もう少し涼しくなったら始めます」
と言ったら、
 「そんなこといってたらダメ。今日から始めなさい。
  一ヶ月後の外来でどうだったか聞きますからね」
と言われ、しぶしぶウォーキングを始めた。
最初は暑いばかりで、いわれたから仕方なくやっているという感じだったが、
だんだん運動後のスッキリ感にはまって、
寒い季節になってきたらジョギングをするようになり、
徐々に距離も伸ばせるようになり、楽しくなってきた。
長距離は、ぜったいダメと思いこんでいたのに、5㎞くらい楽しく走れるようになった。
そこで、これならテニスも出来るかもしれないと思って、テニススクールに入った。
そして、4年半、テニスに夢中なわけです。

前置きが長くなりましたが、
この運動習慣が、血圧低値安定にぜったいに働いていると思ってます。

それが、先日開催された東京大学公開講座の
医学系研究科教授、安藤譲二先生の話を読ませてもらい、全く納得してしまいました。
先生のお話では、血管内皮は、血圧を調節する物質を産生する働きや
固まりにくくする働きがあるそうだ。
運動すると、血管を流れる血液は増加して摩擦力で血管内皮を刺激する。
その力学的刺激が血管のはたらきの活性化を促し、
血管を拡張させたり、血液を固まりにくくするそうだ。

降圧剤は化学的に、運動は力学的に血管の働きを活性化する。
そう!!!だから、私の血圧は低値安定してるってわけ!

う~~ん、ってことかな?

コメント (2)
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