最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

父の33回忌

2012-05-23 14:10:46 | Weblog
私の父は1980年4月26日、60才で亡くなった。
くも膜下出血で倒れて、その日のうちに息を引き取った。
実家は我が家から、車で15分くらい。
救急車で運ばれたのも近くの病院だったので、私が急を聞いて駆けつけたときは、
まだベッドにおろした直後だった。
ものすごううなり声をあげて、苦しそうにしていた。

救急手当をしても、全く落ち着いた状態になることはなく、検査もできなかった。
医師にまず言われたのは
「これだけ大きい発作で、私は助かった人を見たことはありません。覚悟をなさってください」
ということでした。
病院にいたのは2,3時間、いや3,4時間だったろうか?

中学教師の職を退いてわずか26日。老後はなかった。
27日(日)に郷里鹿児島で33回忌をした。
私は義母の介護があって、参加できなかった。

60才といえば、もう私は父の年を越えている。
あの時は、私は結婚して娘も5才だったので、お爺ちゃんと思っていたけど、
私より若かったのだと思うと、ずいぶん早く亡くなったと今は思う。
3年前に亡くなった母は6才違いだから54才で未亡人になってしまったのだ。
姉も私も相次いで結婚して家を出て、父も亡くなってしまったのだから、どんなにショックだったことだろう。

若い時って自分の生活に夢中で、親のことなんかあまり考えなかったが、
もう少し、優しく、労ってあげなければいけなかったなぁと反省しきり!

父とはゆっくり話すことができなかった。
国語の教師で、話し好きの人だったから、面白い話をいっぱい聞けただろうに。
若いときは、もうちょっとかっこいいお父さんだったらなんて、お腹の出ている足の短いスタイルが不満だったりして…

「娘や息子に、もう少し優しくしてよ!」って言いたいけど、自分もあんなだったのだから、仕方ないかな


コメント (5)
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