最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

腹部大動脈瘤破裂

2012-07-23 15:53:32 | 介護
昨日、午後3時45分義母が亡くなりました。
93歳でした。死因は腹部大動脈瘤破裂です。

朝から少し元気がなかったのですが、
気候が急に涼しくなったし、ちょっと調子が悪そうだなって感じでした。

昼頃、急に歩けなくなってぐったりしてしまったので、
救急車を呼んだとのこと。足の付け根が痛いといっていたそうだ。(私は夫と息子に任せて外出してました)
救急車がきたら、安心したのか名前も生年月日もはっきりと言えたとのこと。

私も携帯で知って慌てて帰宅、病院に行って夫と医師の説明を聞きました。
「検査後、嘔吐があって状態はあまり良くない。貧血があるので輸血する。
感染症も少しある。腹部大動脈瘤は10cmにもなっているので、急変が怖い」
とのこと。
母は、意識はあって
「苦しい!」とは言っていました。
「お母さん大丈夫よ!お医者さんが診てくれてるからね」
というと、苦しいながら分かったようだった。
医師が、
「一応、救急で入院された方には急変した場合、人工呼吸器をつけるか、
心臓マッサージをするかなど、皆さんにお聞きしてますが、今お答えして頂けますか?」
と訊くので
「姉が3時頃、来るのでそれからでいいですか?」
と夫がいうと
「ええ、今日中に書いて頂ければいいですよ」
まだ、そう早くその時が来るとは医師も思っていなかったみたい。

その後、7階の病室に入った。個室に入ったので、悪いのかな?とは思いつつ、
入院手続きの書類を書いていると、
「ちょっと病室に来てください!」
と慌てた看護師に呼ばれた。
病室にはいると、もう、
医師も付ききりで
「血圧ももう上がりません。呼吸も悪い。ご家族で会わせたい人がいたら呼んで下さい」
と言う状態に!
呼びかけにも心拍数がやや上がる程度で、反応もなくなってしまった。
何とか息があるうちに、息子と、義姉が間に合ったが、
娘や義母の弟である叔父たちは間に合わなかった。
わずか4時間くらいの闘病でした。

この腹部大動脈瘤は6年半前、義父が亡くなってすぐ、義母は体調を崩し入院したとき、
見つかったもので、見つかったときは5.5cmと言われました。
「義母入院 2006.4.21」
86歳だったし、本人も手術はイヤだというので、そのままにしていました。、
去年、胸水貯留で入院したときは、それほど大きくなっていないとのことだったので、
急に大きくなったのだろう。
でも、昨日まで、症状は全くなく、介護がだんだん大変になってはきていたが、
シルバーカーにつかまって歩けたし、自分で食事は食べられたし、話もできたし、
自宅で生活できていたのだから、これでよかったと思う。

私の父母、義父、去年亡くなった叔母、身近な人の死のうちで
最短最小の苦しみの死だったと思う。

急なことで夢の中のような一日でした。
コメント (3)
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