「アカデミヨシズミ」放送されましたね。
私の出番はホンの2カットで見逃された方も多かったと思います。
私は、「くも膜下出血の前兆はなかった」といったのですから、このテーマの放送ではいいと思いますが、
あの時、散々ディレクターの方に話した『前兆』『前駆症状』について、理解していただけなかったことが、
何とも残念でした
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くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤は頭の中に出来て、 かなり大きくなっても、症状はまずありません。 ごくまれにドクターが言っていたように 視神経のそばにあったり、急に大きくなった時は、 ものが二重に見えたり、 片目が開かないなどの症状が出ることがあります。 でも、神経を圧迫してこういう症状が出る場合は、 急に何時何分になったか分かるような出方ではなく、 何となく見えずらいとか、まぶたが下がってくるという、 穏やかな症状です。(これがくも膜下出血の前兆) 勿論ドクターが言っていらしたようにこういった前兆があれば、 すぐに処置(手術)をすることになりますよね |
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上の方々は、前兆があったとして放送されましたが、 どちらも急にかなり激しい症状で起こっています。 そして、まもなくその後にくも膜下出血を起こしたと言われていましたが、 これは、前兆ではなくもう前駆症状だと思われます。 脳外科の権威である森田明夫先生がこちらの「くも膜下出血ってどんな病気?」 (知っておきたい脳の病気ーNTTコミュニケーションズ>VOL.5くも膜下出血ってどんな病気?) で、前駆症状は約半数がなるとおっしゃっています。 前駆症状とは軽いくも膜下出血が始まった時の症状です。 つまりこの方々が前兆とおっしゃっていることは、 私が発症の時に感じた「頭に…ズンッと!爆風を受けた」感じだったのと同じでもう、 くも膜下出血が始まっているのだと思うのです。
くも膜下出血は、瘤の大きさや形やその時の状況によって出血の度合いも違い、 「チョロッと」(少)「ビューッと」(中)「ドバッと」(大)と色々です。 いきなり大きな脳動脈瘤が破裂すれば、勢いよく「ドバッと」出血して、ほぼ助かりません。 でも、「チョロッと」や「ビューッと」位なら、なるべく安静を保っていれば、 鼻血が止まるように出血は止まりますし、この状態で 病院に行って処置してもらえば、後遺症も最小限に抑えられ、 私のように、元気に病前と変わりない生活が出来ることが多いのです。
上の方々は幸い本格的出血になっても無事に助かり、お元気になられていますが、 私が、病院であった方や、ネットで知り合った人やブログを読ませていただいた方々も、 前駆症状で「くも膜下出血」かもと考えて、安静を保てば、ひどくならずにすんだのに と思われる例は沢山ありました。(くも膜下出血発症のキーワード『突然!』) くも膜下出血の前駆症状の特徴はなんといっても <突然起こる(何時何分に起こったか分かるような) 今まで経験したことのない「頭痛」や「頭の中の衝撃」「肩こり」「耳が遠くなる」「見え方がおかしくなる」等> です。
そして、前駆症状が起きれば、出血は止まっても、 脳脊髄液に拡がった血液はそう簡単になくなりませんから、 脳圧が高く、激しい症状がとれても暫くは変な感じはすっかり取れることはありません。
出血が止まった瘤はかさぶたのようになっていてほとんどが1週間以内に再破裂します。 これが大出血になりやすいのです。 ですから、クリッピングやコイリングの手術をするのです。
ぜひ、この「前駆症状」について多くの方に知っていただきたいのです。
「チョロッと漏れ」を「ドバッと漏れ」にしない!
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