2022年10月15日(土)
長年にわたってカントリーウオークやロングウーなど、数えきれぬほどのウオーキング
でお世話になった、「やまさん」こと山浦正昭さんが6月9日(木)に永眠されました。
当ブログのカテゴリーのうち、「関東百駅巡礼歩行」「カタツムリ歩行」「国際ウオー
キングトレイル実踏」「英国のウオーキング」そして「ドイツのウオーキング」は、やま
さんが企画された歩きに参加させてもらったときの記録です。
ほかに、「カントリーウオーク」の中にも、やまさんが企画されたものがあるはずです。
永眠され4か月余り、かたつむり歩行の事務局をされていたDさんご夫妻から、「やま
さん追悼ウオークをします」との案内メールをいただいたので、参加することにする。
JR山手線の日暮里駅から久しぶりの京成本線に乗り、京成高砂駅で京成金町線に乗り
換え、11時25分に京成金町線の中間駅、柴又駅に下車した。
葛飾柴又といえば、おなじみの映画「男はつらいよ」の主人公 寅さんの街。駅前には
旅姿の寅さん像がある。
この像は何度も見ていたが、何年ぶりかに訪れたら、見送る妹さくら像も寅さんに向き
合うように立っていた。
追悼ウオークの集合は13時、何度か来ているが、まずは柴又帝釈天(しばまたたいし
ゃくてん)に参拝することにして、帝釈天参道に向かう。
駅前の柴又観光案内所には、月末の10月29日(土)と30日(日)に開催される、
「寅さんサミット」のポスターが。
そばの交差点際の小公園には、渥美清さん奉納の常夜灯が立ち、山田洋次監督による碑
もある。
その先、帝釈天参道などは、「地域の人々の生活、歴史、風土などによって形成され、
それらを現在に伝える重要な景観地」として評価され、平成30(2018)年2月、都
内で初の「国の重要文化的景観」に選定されている。
車は通行禁止で石畳の参道沿い、両側に並ぶ柴又名物の草だんごやせんべい、漬物、あ
め玉、手打ちそば、蒲焼きなどの店をのぞきながらゆっくりと進む。
突き当たりが、柴又帝釈天こと題経寺(だいきょうじ)である。
題経寺は、寛永6(1629)年に開創された日蓮宗の寺。
総檜造りの山門という二天門を入ると、正面が帝釈堂。左手には松の古木が目につく。
右手の本堂は帝釈堂と渡り廊下で結ばれ、背後の大客殿などとにも渡り廊下が続く。
正午が近くなったので昼食をすることにして、少し人出の増えた参道を戻る。
その一角、そば処の入口横でワンちゃんが、マスクをして待っていた。
参道入口まで戻り、往路で目を付けておいた元祖くず餅の船橋屋に入る。
2階の食堂に上がり、玉子雑煮(900円)を注文して腹ごしらえをした。
店員さんに聞くと、今日は曇っているので人出は少な目とのこと。店を出るまでに食堂
に上がってきたのはひと組だけだった。12時14分頃店を出る。
まだ集合時刻まで少し余裕があるので、もう一度帝釈天まで往復することにして、撮り
残した店などのぞきながら進む。
帝釈天二天門の手前、公衆トイレ前の郵便ポスト
帝釈天境内に入ったら、雲が切れて青空が広がってきた。
もう一度、ざっと境内を一巡する。
そろそろの時刻になったので二天門を後にして、再び参道を戻る。
12時40分過ぎに駅前広場に戻ったら、参加メンバーの多くがもう集まっていた。
Dさんからは、やまさんの菩提寺、京成高砂駅に近い大光明寺周辺までの地図をいただ
いた。
さらに、やまさんの、カントリーウオークの普及活動を様々な年代に広めた実績や著書
を紹介した資料と、やまさんの人柄がしのばれる「BAYFM78」で2004年2月放送の、
対談「カントリーウオーカー・山浦正昭さんの旅の極意」の記録資料もいただいた。
貴重な資料をまとめられたDさんに感謝する。
出発前に気づいたのだが、駅前のファミリーマートは、ほかの店のような壁面上部のグ
リーンとブルーのカラー帯は無く、街の景観に配慮した彩りになっていた。
今日集まったのは12人、新型コロナウィルスの感染拡大防止で3年以上途切れていた
カタツムリ歩行同窓会のメンバーの皆さん。
13時15分頃に柴又駅を出た。14時頃までに南西に2㎞ほどの大光明寺に集まるこ
とにしたので、何組かに分かれて思い思いの道を進む。
私はDさんと駅北側の踏切を渡り、次の交差点を左折して線路に平行する細道を南西に
進む。200mほどで線路の反対側からの道と合し、そちらから来た数人と落ち会い、そ
ばの小さなコインランドリーに似顔絵がたくさんあると言われた。
何年か前に、やまさんと歩いたときに入ったことをすぐに思い出した。もう一度入って、
天井や壁面きっぱいに描かれた数えきれぬほどの有名人の似顔絵を眺める。
入口横には、ここを紹介したいろいろな新聞が掲示されていた。
少し先の路傍にあったミニポストなど。この会社の製品かもしれない。
さらに進むと、変わった名のレストランが。表札でその漢字が「出来村」と分かる。
街路樹の桜の葉が色づいてきた、「さくらみち」と呼ぶ通りを横断した。
その五差路を左折して高砂8丁目を南へ、100m足らずで少し広い道路を横断後、高
砂5丁目に入って南西へと進む。正面に京成高砂駅が見えてきた。
間もなく駅東側の踏切という辺り、右手の細道に小さな子育地蔵堂が祭られ、すぐ先の
妙榮院という日蓮宗の寺院のそばに、地元農産物の無人直売所が見えたので進んでみた。
すると、地蔵堂の背後の建物前にハロウィンの飾り付けがあり、きらびやかな衣装を着
けた数人の姿もある。ハロウィンは月末なので、まだ2週間余り先のことなのだが・・・
近寄ったらそれらの皆さんから声をかけられて、揃って記念撮影をする。中には寅さん
姿に扮装した人も。
このような思いがけぬ出会いも、やまさんと歩いたときによくあったことを思い出す。
もとの通りに戻り、すぐ先の京成高砂駅方向に向かう。こちらのイタリアンレストラン
のウィンドウは、秋の彩りに。
近くには、懐かしい感じの八百屋なども。
線路際に出て、京成本線や京成金町線、北総鉄道線など複雑に交わる駅東側の踏切を渡
り、駅南口前からさらに狭い道を西南西へと進む。
沿道に咲く花や、色づき始めたモミジなど。
宮前公園の北側、線路際に火の見やぐらが望まれた。
天祖神社前を過ぎた突き当たりが、今日のゴール、やまさんの眠る大光明寺。ほかでは
見たことのない独特の山門は、ユニークな歩きをされた やまさんの菩提寺にふさわしい。
やまさんの眠るお墓は、大本堂の左手にある。
線香を炊いて皆さん交互に手を合わせ、数々のウオーキングでお世話になったことに深
く感謝し、謹んでご冥福をお祈りした。
墓参後、本堂前で記念撮影する。今日参加の皆さん。
ここで散会となるが、希望者は駅近くのカフェで、やまさんの思い出などを語り合おう
ということになり、全員が参加することになった。
山門前を北へ、京成本線のガード下を抜けて200mほど先で折り返し、線路に平行の
道まで戻り、線路際の観蔵寺前を進む。
境内のキンモクセイがこの秋2度目かと思われる花を開き、芳香を漂わせる。
駅に近いY字路際にDさんが予約された喫茶白十字があり、14時35分頃入って、や
まさんの思い出などを語りあう。
16時10分過ぎ、私は何人かとともに失礼した。全員の写真は撮り忘れ、さらに残っ
た皆さんのみ。
京成高砂駅から16時31分発京成本線上り上野行き快速電車に乗り、帰途についた。
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長年にわたってカントリーウオークやロングウーなど、数えきれぬほどのウオーキング
でお世話になった、「やまさん」こと山浦正昭さんが6月9日(木)に永眠されました。
当ブログのカテゴリーのうち、「関東百駅巡礼歩行」「カタツムリ歩行」「国際ウオー
キングトレイル実踏」「英国のウオーキング」そして「ドイツのウオーキング」は、やま
さんが企画された歩きに参加させてもらったときの記録です。
ほかに、「カントリーウオーク」の中にも、やまさんが企画されたものがあるはずです。
永眠され4か月余り、かたつむり歩行の事務局をされていたDさんご夫妻から、「やま
さん追悼ウオークをします」との案内メールをいただいたので、参加することにする。
JR山手線の日暮里駅から久しぶりの京成本線に乗り、京成高砂駅で京成金町線に乗り
換え、11時25分に京成金町線の中間駅、柴又駅に下車した。
葛飾柴又といえば、おなじみの映画「男はつらいよ」の主人公 寅さんの街。駅前には
旅姿の寅さん像がある。
この像は何度も見ていたが、何年ぶりかに訪れたら、見送る妹さくら像も寅さんに向き
合うように立っていた。
追悼ウオークの集合は13時、何度か来ているが、まずは柴又帝釈天(しばまたたいし
ゃくてん)に参拝することにして、帝釈天参道に向かう。
駅前の柴又観光案内所には、月末の10月29日(土)と30日(日)に開催される、
「寅さんサミット」のポスターが。
そばの交差点際の小公園には、渥美清さん奉納の常夜灯が立ち、山田洋次監督による碑
もある。
その先、帝釈天参道などは、「地域の人々の生活、歴史、風土などによって形成され、
それらを現在に伝える重要な景観地」として評価され、平成30(2018)年2月、都
内で初の「国の重要文化的景観」に選定されている。
車は通行禁止で石畳の参道沿い、両側に並ぶ柴又名物の草だんごやせんべい、漬物、あ
め玉、手打ちそば、蒲焼きなどの店をのぞきながらゆっくりと進む。
突き当たりが、柴又帝釈天こと題経寺(だいきょうじ)である。
題経寺は、寛永6(1629)年に開創された日蓮宗の寺。
総檜造りの山門という二天門を入ると、正面が帝釈堂。左手には松の古木が目につく。
右手の本堂は帝釈堂と渡り廊下で結ばれ、背後の大客殿などとにも渡り廊下が続く。
正午が近くなったので昼食をすることにして、少し人出の増えた参道を戻る。
その一角、そば処の入口横でワンちゃんが、マスクをして待っていた。
参道入口まで戻り、往路で目を付けておいた元祖くず餅の船橋屋に入る。
2階の食堂に上がり、玉子雑煮(900円)を注文して腹ごしらえをした。
店員さんに聞くと、今日は曇っているので人出は少な目とのこと。店を出るまでに食堂
に上がってきたのはひと組だけだった。12時14分頃店を出る。
まだ集合時刻まで少し余裕があるので、もう一度帝釈天まで往復することにして、撮り
残した店などのぞきながら進む。
帝釈天二天門の手前、公衆トイレ前の郵便ポスト
帝釈天境内に入ったら、雲が切れて青空が広がってきた。
もう一度、ざっと境内を一巡する。
そろそろの時刻になったので二天門を後にして、再び参道を戻る。
12時40分過ぎに駅前広場に戻ったら、参加メンバーの多くがもう集まっていた。
Dさんからは、やまさんの菩提寺、京成高砂駅に近い大光明寺周辺までの地図をいただ
いた。
さらに、やまさんの、カントリーウオークの普及活動を様々な年代に広めた実績や著書
を紹介した資料と、やまさんの人柄がしのばれる「BAYFM78」で2004年2月放送の、
対談「カントリーウオーカー・山浦正昭さんの旅の極意」の記録資料もいただいた。
貴重な資料をまとめられたDさんに感謝する。
出発前に気づいたのだが、駅前のファミリーマートは、ほかの店のような壁面上部のグ
リーンとブルーのカラー帯は無く、街の景観に配慮した彩りになっていた。
今日集まったのは12人、新型コロナウィルスの感染拡大防止で3年以上途切れていた
カタツムリ歩行同窓会のメンバーの皆さん。
13時15分頃に柴又駅を出た。14時頃までに南西に2㎞ほどの大光明寺に集まるこ
とにしたので、何組かに分かれて思い思いの道を進む。
私はDさんと駅北側の踏切を渡り、次の交差点を左折して線路に平行する細道を南西に
進む。200mほどで線路の反対側からの道と合し、そちらから来た数人と落ち会い、そ
ばの小さなコインランドリーに似顔絵がたくさんあると言われた。
何年か前に、やまさんと歩いたときに入ったことをすぐに思い出した。もう一度入って、
天井や壁面きっぱいに描かれた数えきれぬほどの有名人の似顔絵を眺める。
入口横には、ここを紹介したいろいろな新聞が掲示されていた。
少し先の路傍にあったミニポストなど。この会社の製品かもしれない。
さらに進むと、変わった名のレストランが。表札でその漢字が「出来村」と分かる。
街路樹の桜の葉が色づいてきた、「さくらみち」と呼ぶ通りを横断した。
その五差路を左折して高砂8丁目を南へ、100m足らずで少し広い道路を横断後、高
砂5丁目に入って南西へと進む。正面に京成高砂駅が見えてきた。
間もなく駅東側の踏切という辺り、右手の細道に小さな子育地蔵堂が祭られ、すぐ先の
妙榮院という日蓮宗の寺院のそばに、地元農産物の無人直売所が見えたので進んでみた。
すると、地蔵堂の背後の建物前にハロウィンの飾り付けがあり、きらびやかな衣装を着
けた数人の姿もある。ハロウィンは月末なので、まだ2週間余り先のことなのだが・・・
近寄ったらそれらの皆さんから声をかけられて、揃って記念撮影をする。中には寅さん
姿に扮装した人も。
このような思いがけぬ出会いも、やまさんと歩いたときによくあったことを思い出す。
もとの通りに戻り、すぐ先の京成高砂駅方向に向かう。こちらのイタリアンレストラン
のウィンドウは、秋の彩りに。
近くには、懐かしい感じの八百屋なども。
線路際に出て、京成本線や京成金町線、北総鉄道線など複雑に交わる駅東側の踏切を渡
り、駅南口前からさらに狭い道を西南西へと進む。
沿道に咲く花や、色づき始めたモミジなど。
宮前公園の北側、線路際に火の見やぐらが望まれた。
天祖神社前を過ぎた突き当たりが、今日のゴール、やまさんの眠る大光明寺。ほかでは
見たことのない独特の山門は、ユニークな歩きをされた やまさんの菩提寺にふさわしい。
やまさんの眠るお墓は、大本堂の左手にある。
線香を炊いて皆さん交互に手を合わせ、数々のウオーキングでお世話になったことに深
く感謝し、謹んでご冥福をお祈りした。
墓参後、本堂前で記念撮影する。今日参加の皆さん。
ここで散会となるが、希望者は駅近くのカフェで、やまさんの思い出などを語り合おう
ということになり、全員が参加することになった。
山門前を北へ、京成本線のガード下を抜けて200mほど先で折り返し、線路に平行の
道まで戻り、線路際の観蔵寺前を進む。
境内のキンモクセイがこの秋2度目かと思われる花を開き、芳香を漂わせる。
駅に近いY字路際にDさんが予約された喫茶白十字があり、14時35分頃入って、や
まさんの思い出などを語りあう。
16時10分過ぎ、私は何人かとともに失礼した。全員の写真は撮り忘れ、さらに残っ
た皆さんのみ。
京成高砂駅から16時31分発京成本線上り上野行き快速電車に乗り、帰途についた。
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